小学生の野菜摂取に関係する食習慣と親の食意識について
細谷圭助、倉盛三知代

栄養学雑誌,54,251〜258(1996)


発表者:桐山雅子(成人看護学教室)
発表日:平成11年5月20日

 

選定理由:

  経験的に、店頭に並ぶ野菜は改良が進み、食べやすくなっていると感じる。しかし、子供にとって嗜好度の低いものが多く、その原因の一つとして親の影響が考えられるのではないかと興味をもっていたところ、この文献にであったので選定してみた。

 

先行研究レビュー:

    1.厚生省保健医療局健康増進栄養課編:国民栄養の現状(平成8年国民栄養調査成績),
        43-44(1998)


    2.渡辺由美:栄養学雑誌,47,31-40(1989)
 


    3.岸田典子,上村芳枝:栄養学雑誌,51,23〜30(1993)


    4.伊藤至乃,天野幸子,他:栄養学雑誌,51,39〜52(1993)


    

要約:

<目的>
 子供にとって嗜好度の低い、ビタミンやミネラルなどの重要な供給源である野菜。その野菜の摂取に焦点を当て、これに影響している諸要因について検討する。
 

<方法>
        1.調査対象と調査時期

2.調査方法
                親用……食意識、野菜の摂取と子供の野菜摂取への対応について。
  • 集計は、分類集計システム(外国文献者)。分析は、統計解析シリーズ(社会情報サービス社)。項目間の関連度の目安として、クラメールの 連関係数(V)を次式にて算出。(当日参照)
  •            また、表及び図中の各項目間の関連の有無は、χ2検定により判定。

    <結果>

    TOPに戻る
     

    <考察>


     

    本研究の長所・短所・問題点及び私見 :

      学校保健への寄与 :

      この研究により、子供の野菜摂取に影響を及ぼす要因として、居住地域・子供の食習慣や知識・意識、親の対応や食意識が考えられた。他の研究において、種々の味覚体験・食の教育指導・子供にとって楽しい食事環境の設定が偏食防止になると報告されている。学校給食の場にこれらの研究結果を生かし、学校や社会教育の中で認識・実践させることが重要である。
     

    TOPに戻る