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沖縄戦・被爆・戦後60年 6.23平和のつどい申し合わせ

申し合わせ
 沖縄戦・被爆・戦後60年の節目の慰霊の日に、私たちは琉球大学で平和のつどいを催し、そこに参加しました。つどいでは、憲法改定の問題、教科書・教育と歴史のねつ造の問題、軍事基地建設と生態系の問題など、いまの沖縄・日本にとって真に切実な問題について、最新の報告をうけ、理解と論議を深めました。
 これらの問題は、いずれも、日本が再び「戦争をできる国家」になるための態勢づくりであるという点で共通しています。戦争に向かうこの流れを黙って見過ごすわけにはいきません。日本の軍事強化を抑制し、戦争参加を妨げ、平和を求める人びとの依拠する基盤となってきたのが9条をはじめとする日本国憲法にほかなりません。
 いま、核も基地も戦争もない平和で自然豊かな沖縄・日本を実現するために、そして、周辺諸国と真の友好と信頼関係を実現していくために、憲法9条を守りぬき、日本国憲法の規定と精神がいかされる社会を実現していく取り組みを、多くの人びととともに進めていくときだと考えます。
 このつどいを出発点として、平和憲法を守る取り組みをひろげましょう。琉大をはじめ、学園・職場・地域に「9条の会」をつくるなどの取り組みを進めていきましょう。
 あわせて、切迫した課題である、新基地建設や生態系破壊を許さない取り組み、歴史のねつ造と若者の戦争への動員を企図する教育・教科書の排除の取り組みなどに、創意工夫をこらして、みんなの力を出し合って進めていきましょう。

2005年6月23日

沖縄戦・被爆・戦後60年 6.23平和のつどい参加者一同