三者連絡会
(教授職員会・琉大労組・琉病労)
ニュース 第16号

2007年3月9日 事務局 琉球大学教授職員会 (内線 2023)
E-mail: kyoshoku@eve.u-ryukyu.ac.jp
Homepage: http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~kyoshoku/
琉大労組(内線2024) 琉病労(内線7-2099)

これまでの団体交渉の経緯

 今年度の団体交渉は、2月20日でほぼ決着し、合意できない問題や保留された問題を残して、多くの懸案の課題を解決しました。現在は、規則改正に向けて、過半数代表者の選出などの手続に入っています。ここでは、重要な問題について報告します。

(1) 試験手当の新設

 昨年度以来、センター入試と二次試験の休日手当や振替休日の問題が混乱してきましたが、三者連絡会のねばり強い交渉の結果、教員と事務職員の区別をなくし、一律の手当が新設されたことは画期的です。この点は、大学当局側の努力も評価されるべきですが、超勤手当の分を含めても、一律支給額が低く、これについては今後の課題となりました。入試関係の業務の改善も、外部委託を含め、今後の検討課題となりました。

(2) 4週単位の休日振替

 試験手当が新設されたことを受けて、休日を振り替える方法の改正に合意しました。現行では、振替休日は、業務該当日と同一の週のなかでしか振り替えることができず、実質的に振り替えできない事態が多く発生し、不公平感もありました。そのため試験手当という形で、一般的な休日に業務についた代償を得ることを前提に、振替休日を4週間のあいだに振り替えることを可能にする改正となります。

(3) 助教への任期制導入の問題

 学校教育法の改正にともない、来年度から助教授が准教授に、助手が助教もしくは助手に名称変更されることになりました。給与体系も改正されますが、名称変更によって不利益変更がなされないことが確認されています。

 助教については、任期制付の助手のみが任期付助教となるということが原則的に確認されましたが、農学部に関しては、すべての助教に任期が付けられるという提案があり、先日の団交でこの件について見解を質しました。当局側の説明では、任期制の導入の理由として、若手研究者の流動性が向上し、研究が活性化するという説明でしたが、なぜ任期制付の方が活性化するのかということに関しては、十分な説明がなされず、到底合意できるものには至りませんでした。教授職員会としては、新たな任期制の拡大に反対を表明しています。

 この他にも、パート事務職員の雇用期間を3年以内とする提案がなされましたが、これも、なぜ3年以内の方が良いのか、十分納得のいく説明はありませんでしたので、当然、合意できませんでした。

過半数代表者の選出

 以上の経緯を踏まえ、過半数代表者の選出の公示がなされています。12日(月)までに代表者の立候補受付があり、13日には立候補者の公示がされます。三者連絡会としては、千原事業場に、里井洋一(教授職員会会長)さん、上原事業場に、宮良いづみ(琉病労書記長)さんを推薦しています。代表者は、これまでの交渉を踏まえ、意見書を付す義務があります。

 代表者選出の投票は、19日、20日、22日の3日間となっています。

 有権者である職員みなさんへ、積極的に投票を行なうよう呼びかけます。

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