2004年11月26日
琉球大学 学長
森田 孟進 殿
琉球大学教授職員会 会長
小田切 忠人
全学教員人事委員会規程(案)についての申し入れ
先に「全学人事委員会規程を含む学則の制定に関して」の申し入れ(10月20日付)を行いました。この回答を待ってからにすべきだったのですが、事態の進行が速いので、表題の申し入れを以下のとおりにいたします。
全学的な人事調整の必要性は認めるものでありますが、全学教員人事委員会に調整等の運営には反対します。それは教育研究評議会で行うべき事項ということが主な理由です。仔細については、当会ニュース103号を参照していただければと思うのですが、検討した結果、全学教員人事委員会の設置は必要ないばかりでなく、大学運営に混乱をもたらす可能性があるというわけです。もちろん、事項ごとに関係者で作業委員会を教育研究評議会のもとに設置し、たたき台等の作成を依頼するということを否定しているわけではありません。
記
1. 全学教員人事委員会は設置せずに、必要な審議事項は、教育研究評議会で
取り扱うこと。必要に応じて作業部会を設置し、情報の収集やたたき台等
の作成を依頼することは否定しません。
2. それでも全学教員人事委員会を設置する場合は、各学部教授会での意見を
尊重し、条項の削除あるいは訂正に応じること。そして、審議はあくまで
も研究評議会事項とすること。
3. 人事に関しては重要事項なので、記名による議決を行い、その結果を具体的
に議事録に残すこと。議事要旨では不十分であるということです。委員会の
メンバーして責任を負うことは当然ですが、その議決の結果は琉球大学に大
きな損害をもたらすこともあり得るので、個人責任が追及されることもあり
得るということです。