学生による授業評価・教育心理学
2013年度前期
次年度受講生へ(記名。無作為に1割抽出)
- この授業は教育心理学で学ぶ分野をグループごとに担当して,担当した分野を他の受講生に分かるように説明するのが基本です。この授業はモチベーションが高くないと耐えられないと思うので,心理学に興味がある人,または質問を考えるのが上手くなりたい人に向いていると思います。
- 話し合いが多いので,自分の意見を考える力や,相手に伝える力がつくと思います。授業外でもグループで集まって発表準備をする時間が多いので,数人で集まって一緒に授業を取った方がいいと思う。
- 間違いなく教採を受ける人なら真剣に受けるべき! 自分のためになるし,教科書以上の学びができると思う。なにより,自分の疑問を広げられる点は良い。グループだけではなく,個々でも先生と必然的につながることができるのは,この授業以外ないのではないかと思う。
- 基本,グループで活動する授業です。発表準備から発表当日まで,空いている時間があればひたすら集まっていました。「発表はいや」「グループ活動はいや」「毎回いろんなことを考えるのはいや」という人には向いていないと思いますが,取って損は絶対ない授業です。
- この講義はグループ学習が主です。なので人見知りする人には厳しいかもしれません。しかし克服するいい機会なので,是非チャレンジしてみてください。また,自分たちのグループが発表することだけが全てじゃありません。他のグループの発表もしっかりと聞いておきましょう。後で泣きを見るのはあなたですよ……?
- 1つのテーマについて発表したり質問を考えたり,深く考えることができる授業です。分析する力,質問する力を付けたい人にオススメです。集中して話を聞かないと,グループで話し合う時や一人で質問を考えるときに,迷惑をかけたり苦労してしまうかもしれません。
- 広い範囲で心理学を学べる機会です。実践的に役立つ知識も身につく授業です。ただグループワークが苦手な人にはおすすめできません。
- この授業では,受け身ではいられません。つねに疑問を持ち,考え,質問・発表もする。なので,そういったことが苦手な人も,この授業が終わることには疑問・質問が出やすくなっていると思う。普段あまり疑問をもたないようなことが多いと思うが,この授業ではそういうことがあり,考える力をつけてくれると思う。班での活動はガンバ!
- 教員採用試験の問題とかぶっている分野の学習なので,教採を受ける人にとってはとても勉強になります。/目に見えない理論を学ぶので,そういう"内面"とか"心"みたいなものを学ぶのが嫌な人には向かないと思います。
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授業評価アンケート(無記名)より
この授業で特に良かった点,また印象に残った点(12枚から無作為に6枚を抜粋)
- グループで話す機会や全体で話す機会が多かったので,多くの答え,意見に触れることができた。
- 授業で質問を作ったのが初めてで新鮮だった
- 個人やグループで質問を考えることで,自分たちの疑問点を確認し,思考力を高めることができた。自分たちで調べたり質問をしあうことでより理解が深まった。
- 教育原理で,たくさん教育って何だろう?って答える授業を経験しましたが,この授業は意見をグループで話し合ってそれを発表するまでが一連の流れになっていた気がするので,僕にとっては意見を交わし合うのが楽しかった。
- グループごとの発表は,責任を持って行えるし,全体に向けて話すとてもいい機会なので,良かったです。
- 自分たちがしっかり理解していないと,相手に伝えることはできなかったりと学習を深めることの大切さに気づけました。教師は相手に伝えることが仕事なので,この授業はとてもいいと思いました。
この授業で改善すべき点(18枚から無作為に9枚を抜粋。なお今回は,授業時に改善点を出してもらい,なかでも意見の多かった「時間の使い方」(詰め込みすぎ)について,具体案がある人は書くよう投げかけています。
- ビデオをもっと見たかったという意見が多く出ていましたが,私はビデオを見る時間を削っても良いと思います。映像を見ることで一層理解が深まるのは確かですが,先生の説明が分かりやすいため,映像がなくても最低限の理解は出来たと思います。ビデオを見るよりも質疑応答の時間を多く取り,疑問を「よく分からないけどまあいいや」で終わらせることのないようにした方が良いのではないでしょうか。また,質疑の時間を充実させることで,自分の疑問を分かりやすく相手に伝える力や,調べたことを相手に説明するコミュニケーション能力も身につくだろうと思います。
- グループで質問を考えるとき,1人で考える時間がなくて,聞くばかりで発言することが少なかった。考える時間がほしかった。
- 改善点として,時間が無かったということが挙がっていましたが,1グループの人数を増やして,発表するグループを減らすというのはどうでしょうか。
- 補足というよりも事例をプリントに2つ載せたりして,授業では取り扱わないけど,よく分からない人は授業後に読んでみて,というのはどうでしょうか?
- 授業の中で削っても良さそうな内容は「ビデオ学習」だと思います。再質問の時間は自分の知識を確実なものにするために必要ですし,先生の補足がなければ自信を持って理解することができません。授業における先生の解説・補足の中に,事例をはさむことでビデオ学習の代わりとすることができると思います(でも一番公立がいいのは,学生が時間にけじめをつけるようにすることだと思います……)。
- 発表グループが答えないと行けない質問が4つあると思うのですが,最低2t5うは答えないと行けないことにして,時間があるのであれば4つ答えるという方法にしたら,時間削減できるのかなと思いました。
- 1回目に4チームが発表し,他チームは1週間でグループで4つ質問をつくる(宿題になりますが分担できる)。次回質問に4チームで答え,次々回にプリントにて答えられなかった質問に答える(と,時間がない問題が解決するのでは)。問題点は,連休にあたると次までが長いこと。
- グループの人数を増やしてグループ数を減らしたら時間が多く取れるかと思いましたが,私は,この授業は別に詰め込みすぎだと感じなかったので,今の状態が最善かと思いました。時間を多く取ろうとして内容が薄くなってしまっては嫌だなあと思いました。
- 教員採用試験の問題に使う時間を省いてビデオなどの資料を見たり、その時間に学んでいる内容の説明に時間をかけるなどした方がよいと感じる。
2011年度前期
次年度受講生へ(記名。無作為に1割抽出)
- 質問を必ず考えないといけないので,話をしっかり聞いて,疑問点を言葉にする力がつきます。発表に関しては,班のメンバーにだけがんばらせて自分はサボる,というのも不可能ではないので,自主的に活動出来ない人は(他の人に迷惑なので)あまり参加しないほうがいいと思います。
- 授業をしっかり聞くことが大前提です。聞いた上で,嫌でも自ら考え判断する授業です。思考力をたくさん働かせないと授業についていけません。コンセプトマップづくりに関しては,授業外で班で作成しなければなりません。気合いを入れて取り組むことが大切です。
- グループで作業することがほとんどなので,話し合いのできるメンバーがいるとやりやすいです。毎回時間いっぱい頭を使うので,真剣に取り組めば充実しています。あと教科書をフルで使うのもいいところだと思います。時間外にやることが重要だったりするので,忙しい人にはきついかもしれません。
- 自分たちが調べたところはとても深い知識を得ることができた。他グループの発表もグループでまとまり主体的に参加すれば,かなり広く知識を得ることができる。自分で考え疑問を持ち,グループで話し合うので,とても良い授業であった。グループ編成は,時間が合う人とがいいです。
- この授業は,グループで教育的ワードについて考え,調べることで,教育についての理解を深め,関心を向けることが出来ます。また,他グループの発表に対して,質問をすることで,考える力,意見を交換する力を身につけることができます。教育者として身につけるべき,思考力を学ぶことができる,とても大切な授業です。
- 教師から学生への一方的な講義ではなく,学生が主体的に取り組める講義です。テーマを1つ選びそれについてグループで調べたり発表したりするため,様々な視点から捉え,理解を深めることのできる講義だと言えます。
- 教育心理学は,教育に関する用語を,グループに分かれ,分かりやすく解釈し,他の受講生にコンセプトマップを使いながら説明します。そして,聞いている人はただ聞くのではなく,質問書に質問を書いていきます。常に発表者の説明を聞きながら,もっと知りたい!!自分の知識にしたい!!と思って取り組むことが大切です。
- 話し合いをしながらみんなで理解を深めていくという能力の基礎を養うことができる授業だと思います。必修だから受けるという姿勢で受けると絶対に損をすると思います。
- 学生主体の授業なので,とても深い学びができる。疑問を持つ力,質問を考える力が身につくので,社会に出ても活かせるスキルが付くと思います。教職を目指す人にはオススメです。ただ,参加しないということができないので,グループ活動が嫌いな人,責任感のない人にはあまり向きません。
授業評価アンケート(無記名)より
この授業で特に良かった点,また印象に残った点(58枚から無作為に8枚を抜粋)
- この授業は,授業以外にもグループで集まらないといけなかったが,発表する内容は特に深く理解できるので良いと思いました。他の授業と違って,自分の意見を言わなければならないときが多く,発言するのが苦手な私でも少し慣れることができました。
- 発表や質疑への応答をする場面が必ずあるので,自分たち生徒が主体的に取り組める。
- 一つの概念について深く考えることができる
- 学生自身に発表させることで真剣に取り組ませることが出来ていた。また,学生の発表で間違っている,分かりにくい説明があったときは,先生がきちんと訂正,補足をしていて,その説明はとても分かりやすかったです。
- ただ教授の講義を聞くだけの退屈なものではなく,自ら考え,グループで討論して発表をするのは,新鮮で面白かった。一つのお題(ex. ピグマリオン効果)について,コンセプトマップを作ること。
- 発表する力がついた
- グループで考える時間が多くて,より深く考えることができた
- 学生主体の授業であった。グループで話し合う場面が多かったので,多面的に物事を捉えることができ,理解が深まったり,気づくことができなかった観点に気づくことができた。コンセプトマップを用いることで,作成者は要点整理,視聴者は目と耳で理解することができた。
この授業で改善すべき点(59枚から無作為に8枚を抜粋。道田によるコメント付き)
- 教科書を事前に読んでおくべきだったのか,読まずにコンセプトマップの発表からの説明を事前学習なしで聞くべきだったのかわからなかった
- ビデオの音が小さい(多数)
- ⇒昨年までとまったく同じビデオを使っていて,昨年まで何も問題なかったし,最大音量にしていたのですが……。再生機器を変えてみるかな?
- 質問に対しての答えで,質問者に対してのみ「この回答でよろしいでしょうか」と聞いていたが,他のグループでまだ理解し切れてなく質問したい人もいるかもしれないので,全体的に確認させる必要もあるのでは,と思った
- ⇒そこまで発表グループの学生が考えて言ってくれるといいんだけど……。最初のほうでは,それを促してみますかね。
- プロジェクタを使用する際に,反射して見えないときもあった
- 質疑応答で,発表者が「いいですか?」と聞いて,あまり分かっていなくても「わかりました」と言っていたところ
- ⇒学生の問題ですが,授業者としてどうしたものか……
- テーマによってはマップを作りやすかったり,作りにくかったり,差が大きかった。先生が無作為にグループを作ってテーマを決めて欲しかった。/空白のセッションの発表の時間だけ長かったので,それを同じ基準で評価するのはどうかと思う(テーマを何にするかについても決めるのに時間がかかった)。
- ⇒グループづくりを無作為にすることはできませんが,テーマの割り振りをこちらが行うことは可能。次回はそうしますかね。/後半のものは,何がどう問題で,どう改善すべきなのか見えないので,何とも言えません……。
- 発表時間をもう少し伸ばしてもいいのではないか
- ⇒むしろ要点のみを発表させることで,聞く側が質問しやすくなることや,発表する側が最重要点を掴むことを狙っています。狙いをあらかじめ伝えねば。
- 発表グループの発表の後で質問を出したとき,自グループの質問に答えられていないことが多々あったので,拾いきれなかった質問は,次回のQ&Aプリントに載せたらどうかなと思いました。
- ⇒発表グループが質問を「選ぶ」ことも大事だと思っているので,4つずつ選ばせています。発表グループから私にバトンタッチしたときに,「他に答えてほしい質問は?」と聞きますかね。
2010年度前期
次年度受講生へ(記名。無作為抽出)
この授業は今まで何となく,としてしか理解できていなかった教育のキーワード,重要用語を詳しく理解することができます。説明してくれるのが学生で,マップも学生の手作りのものなので,質問もしやすく,堅い雰囲気になりません。質問力が身についたのが,授業が終わった後にとても実感できます。
- この授業は,主にグループでの教育心理学についての発表と,それに対する質問や疑問を聞くというものです。発表する側は,その分野について知識が深まり,発表を聞く側は,それに対して質問を考えるので,「考える力」が身につくと思います。
- この授業を受けると,教師が子どもにどう対応すれば良いのかがわかります。また,物事をそのまま鵜呑みにするのではなく,批判的に捉える力がつくので,より深く物事を考えることができます。
- 時間外に班で集まるので,それがやりたくない人にはおすすめできません。でも,この授業は"参加しない"ということができないので,嫌でも教育心理学がしっかり学べて,知識もつきます。学生主体の学びができると思います。
- この授業は,ある一つのトピックを自分で考え,まとめ,発表するので,教育に対して深く学ぶことができます。また,物事に疑問を抱いたり,色々な視点から教育について考えることができるようになるので,この授業を通して成長できると思います。
- この授業は,教育に対して常に自分で考え,自分で学び様々な視野で教育を見つめ直す授業だ! 教育への情熱を持った君を待っている。
- 「教育心理学」という科目に対して理論から入っていく授業です。理論というと堅苦しい感じがしますが,人にどうやってわかりやすく伝えるか,理解してもらえるかを考える力がつき,授業自体はグループで考えながらワイワイできるので楽しいです。人に教えること,発表すること,質問することが苦手な人に,特にとってもらって,自分のスキルアップにつなげてほしいと思います。得意な人でも,人の意見にgもんを持って理解が深まるのでおすすめです。
- 教育心理学を,生徒からの目線と教師からの目線の2つで学んでいく授業。発表に慣れていない人,練習がしたい人向け。バイトなどで忙しい人には向かない(発表準備とかがあるので…)
- この講義では,教師が児童・生徒に対してどのようなサポートをしてあげられるかということを,あらゆる心理学的な用語をもとに学ぶことができる授業となっています。この講義では,グループでの話し合いが多く行われる授業であるために,授業に対して意欲的に取り組める学生には,とてもためになる授業であると思います。
授業評価アンケート(無記名)より
この授業で特に良かった点,また印象に残った点(21枚から無作為に7枚を抜粋)
- ただ受ける授業じゃなくて「考えさせる」授業でよかった
- 発表する力,表現力などなど...内容とは関係ないことも学び,養うことができたところ
- グループでコンセプトマップをつくるというのが非常に良いと思いました。連帯意識ができるし,万が一やる気がダウンしてもメンバーに励まされる。
- 今まで受けた講義のなかで,一番頭を使えるものだった。大学に来て良かったと実感することができるくらい,私にとってとても印象に残る講義でした。
- 工夫がされていた。説明が分かりやすかった。
- とてもいい授業でした
- カウンセリング(生徒指導も)の授業と内容が少しリンクしていて,相互的に理解が深まって良かったです。教科書を読んでわかったと思っていたことを,質問によって分からなくする(もう一度考え直させる)目指しているレベルの高さを感じました。
この授業で改善すべき点(14枚から無作為に8枚を抜粋。道田によるコメント付き)
- 少し早口なところもあったかもしれません
- ⇒毎年のように出るな。学生の反応を見ながら授業することを意識するしかないかな?
- 104教室は寒い!!(3名)
- 授業の最初に,過去の発表の映像が見れたら講義のイメージがつきやすい
- ⇒以前はやっていたんだけど,映像機器の操作がうまくいかなかったりしてやめたんだよなあ。また復活させるかな。
- コンセプトマップの発表の後,学生から出た質問は先生に答えてほしいと思った。学生の答えだと要点が絞られていなかったり,答えがあいまいだったりしたため。
- ⇒この授業では,「質問される側になる」ことの効果も狙っています。それを念頭に,しっかり発表準備しないと,と思ってもらったり,準備してきたもの以外でしゃべる練習だったり...もちろん私が答えるほうが簡単だけど,それでは発表させる効果が半減してしまうでしょうね。不適切な回答には必ず補足しているので,このままで行くことにしましょう。あと,回答時間は30秒以内とか決めるかな?
- もともと,最初のグループ発表が長引けばビデオを見る時間が減るとは聞かされていたが,それでももっとたくさんのビデオを見たかったな,とは思う。実際の教育現場について知ることができてとても有意義だったと思うので,きちんとビデオ鑑賞の時間をとってほしかった。
- ⇒これはもう,発表グループに意識してもらうしかないでしょうね。次回からは,「2回に1回はビデオが見れると思うが,それがメインの目的ではない」ことを伝えますか。
- 時間がきっちりしすぎであった。
- ⇒これはどこのところを言っているんでしょうね。前半に関しては,発表グループが変えたければ変えてもいいよ,といってあるけど,それを申し出たところはありませんでした。後半の私の講義部分でいうと,一つ上のような意見もあるので,できるだけ(2回に1回以上は)ビデオの時間を確保したいと思っているので,それで時間を切ったところはあるかもしれません。それは上のような意見を持っている人がいるから,と考えて下さい。
2008年度前期
次年度受講生へ(記名。無作為抽出)
- グループ活動が多いので,知り合いがいるほうがいいと思う。早めに発表の準備にとりかかろう!!
- グループで話し合い,発表をするので,自分たちで考え,まとめる活動があります。発表準備にはある程度時間を必要とするので,忙しい人にはおススメしません。それと,授業時間外に話し合いをする必要があるので,同じ時間に空きがある人とグループを組むのが良いと思います。
- 各グループで分かれてマップをつくります。各テーマについて深く理解していくことができます。質問力だけでなく質問に答える力や,わかりやすく説明する力もつきます。教育現場においてとても役立つと思います。
- グループワークが非常に多いので,友人がいない状態で受講した人は,自力でコミュニケーションを取って,関係を作っていかなければならない。よって,対話や交友関係を作るのが苦手な人は,グループで受講するほうがストレスがなく授業に集中できるのではないかと思います。
- 教育心理学のトピックを取り上げて,グループごとに内容を発表し,質疑応答を通して理解を深めていく授業です。よいところは考える力が身につくところ,さらに説明する力もつくので,教師を目指す人にはいいかと思います。授業のスピードは速いので集中力が必要です。
- いろんな人のその課題に対する実践がビデオで見ることができるところがイイ。
- グループ活動が中心になるので,授業に来ない人とか,グループのマップ作成の集まりに参加しない人にはムリだと思う。協調性のない人にはムリだと思う。ミュージカルを取っている人も忙しいけど頑張ってください。でも確実に教育者になる人にとってはとても大切であり,必要な授業だと思う。
- コンセプトマップを通じて,スマートに学習ができ,1つごとの単元はしっかりと学べる授業です。またグループ作業でマップを作る過程で,深く理解ができます。
授業評価アンケート(無記名)より
この授業で特に良かった点,また印象に残った点(25枚から無作為に5枚を抜粋)
- 他グループの発表を聞くので,楽しく学習できました。視聴したビデオも適切だったと思います。
- 人前に出て大勢の前でプレゼンすることの難しさを知ることができた
- ビデオやプリントなど,理解を深めるための工夫がたくさんあり,とてもよかったと思う。教科書もたくさん使われた授業だったと思うので,その点も良かったと思う。教科書を買っても使わない授業もあり,理解も深まることがなかったり,せっかく買ったのに,と思ってしまうことがこれまでのほかの授業であったので,教科書を多用するこの授業は新鮮でありがたいなと感じた。
- スクリーンを使っていて見やすかった。マイクを使っているので声がよく聞こえてよかった。
- 授業の最初に理論を話して,その後にビデオを見ると言う授業の流れはとてもよかったと思う。
この授業で改善すべき点(12枚から無作為に5枚を抜粋。道田によるコメント付き)
- 先生の話すスピードが速いときがあり,ついていけないときがありました
- 質問したことに対する答え方が答えになっていない
- ⇒うーむそれはそのときに言ってもらわないと,どうしようもないのですが...
- 自分が担当したところは,特に理解が深まるが,他のグループのところは,イマイチ理解しがたいところがある。もう少し全体を通してわかりやすい授業がいいと思う。
- ⇒「一つのことを深く理解する」力と,「他人のいうことに対して,対話を通して理解する力」をつけてほしいのでこのような授業スタイルになっています。
- 机間指導が少なかったと思います。
- ⇒そうでしたか。授業のどこの部分で,どのような机間指導が必要だったのかを書いてくれるとよかったのですが(学生の発表,質疑では必要ないし,私の講義部分でもたぶんできないし,ビデオ視聴部分はもっとできないし...)
- 教科書の内容をページ順に扱ってほしい
- ⇒もちろん意図があって順番を少し崩しています。説明が不足だったようですが,なぜページ順がいいのかも知りたいところですね。
2007年度前期
80名が回答。「特徴的項目」と「⇒それに対するコメント」。
- 理解を促すための方法上の工夫がよくされていた …60名(78%)が「そう思う」「強くそう思う」
- 教員の説明はわかりやすかった …「そう思う」「強くそう思う」と回答しているのは49名(65%)
- ⇒教える内容を厳選し,ゆっくり,丁寧に,ときには受講生の反応を得ながら勧めるなどの工夫を行っていきたい
- 発表準備や発表を通して自分なりに考えることができた …「そう思う」「強くそう思う」と回答しているのは65名(87%)
- 授業中の質問作成を通して自分なりに考えることができた …「そう思う」「強くそう思う」と回答しているのは59名(79%)
- 授業には興味を持って参加した …「そう思う」「強くそう思う」と回答しているのは52名(67%)
- ⇒学生がどのような授業に興味を持って参加するのかについて,まずは探っていく必要がある
- この授業で特に良かった点,また印象に残った点
- コンセプトマップを作成することは初めてで,グループ内でマップの作成をする際に言葉や文章の捉え方が人それぞれ違っていたので,そういうことに触れることができてよかったと思います。毎回質問を考えることで,疑問を持つことの大切さを知りました。質問が浮かばないというのは,言葉に対する知識や文章の読みが浅いのだなと思いました。
- 1グループずつ発表なので,自分の発表には自身を持つために必死で勉強したこと。実際の教育現場のビデオが見れて,イメージしやすかったし,理解もしやすかった点。
- 学生が積極的に参加できる講義だった。私にとっては,身近な活動に活かすことの多いことばかりで,教育心理の観点でものを見る力がついたと思う。
- この授業で改善すべき点
- 細かいスケジュール(時間)が決められすぎていたので,作業にプレッシャーがかかりました。考える時間を作るためにも,様子を見ながら時間を区切った方が良いかと思います。
- ⇒次年度は,時には実践ビデオ視聴をカットするなどして,授業進行は柔軟に対応しようと考えている
- たまに教材としてあまり適切でないように思うことがあった(教育相談の学生のレポートなど)。
- ⇒意図が伝わっていないということだと思うので,明確に伝えるか,考えさせるようにする必要がありそうだ
- 毎回の質問のプレッシャーはけっこう大きかったデス...
2006年度前期
68名が回答。
- 使用したテキスト・補助教材等は適切であったか
- ○よかった
- ×教科書が少し分かりづらかったし,内容もあまり詳しく書かれていなかったと思う。
- 視聴覚教材の使用は,この授業内容を理解するのに役立ったか
- ○役立った。具体的なものを提示してもらったので助かった
- ○とても役立ちました。むずかしいこともビデオで理解できました。
- 教員の説明はわかりやすかったか
- ○簡単で分かりやすかったです。
- △難しかったけどまあまあだった
- 教員は学生を積極的に授業の流れに参加させようとしたか
- ○とても参加させようとしていました。
- △もう少し参加させてもよかったかも
- この授業はよく準備されていたか
- ○とても準備されていたと思います
- ○学生も教官もよく準備していたと思う
- 私は、積極的にこの授業に参加したか
- この授業についての総合的判断はどうですか
- ○大変だったけど自分のためになる好きな授業の一つでした。
- △少し大変だった
- この授業で特に良かった点,また印象に残った点
- コンセプトマップを作るのは,はじめてで難しかったけど,すごく勉強になりました
- 自分たちで発表する→詳しく調べるので詳しく理解できる
- いろいろみんなの前で発表する機会や,いろんな人の意見が聞けて良かった!!!
- この授業で改善すべき点。
- 授業が計画的であり嫌だった。もっと生徒主体でも良いと思った。
- 質問の時間が長いと,自分の発表のときプレッシャーだし,関係ないときは飽きてしまいます。
- ビデオが他の授業とかぶるところがあった
2005年度前期
65名が回答。
- 使用したプリントは適切であったか
- ○内容もそれほど難しくなく,適切だったと思われる。
- ×難しかった。読み解くのが大変。
- 視聴覚教材の使用は,この授業内容を理解するのに役立ったか
- ○いつも授業の最後に見るVTRは,その日の授業内容を分かりやすくまとめてもらう感じで,とても役立ちました。
- ○教科書や説明だけを聞くよりも,実践の様子を実際に見るというのは,何倍も理解が深まりました。
- 教員の説明はわかりやすかったか
- ○良い例を出してくれて,よかった。
- △分かりやすい時もあったし,?な時もあった。
- 教員は学生を積極的に授業の流れに参加させようとしたか
- ○よく質問していた。学生も積極的に授業に参加していたと思う。
- △こちらが少し苦痛に思うくらい参加させようとしていました。
- この授業はよく準備されていたか
- ○プリントも視聴覚教材もばっちし。
- ○本当によく準備されていた。
- 私は、積極的にこの授業に参加したか
- この授業についての総合的判断はどうですか
- ○生徒が受動的にならないよう構成された授業で,頭に内容が残る。
- この授業で特に良かった点,また印象に残った点
- 生徒にまとめさせ,発表させることで,全員に考えて発表する力をつけさせた。
- コンセプトマップ作りは難しいけど楽しかった。
- 自分の意見を言えるのがとても良かった。
- この授業で改善すべき点。
- 発表が多すぎる……。
- たまに無理やり質問を作ったこともあった。発表直後に質問があまりわかなかったので。
- 強制しているように見える部分もあった。
2000年度前期
65名が回答。
- ●使用したプリントは適切であったか
- (9割以上が適切と言う意見)
- ○適切だった。プリントを見ても説明を聞かなければ意味がわからないので,先生の話をよく聞くようになった
- △講義内容の補助となり適切だったが,グラフや図などは分かりづらい場合が多かった
- ●教員の説明はわかりやすかったか
- (適切…5割程度)
- ○答えがあいまいになっているところもあった気がするが,学生が理解するまで答えていたのでよかった
- △分かりやすかったが,時々説明の方が長すぎて,要点がつかみにくいときもあった/簡潔すぎて分からないことが何度かあった
- ●教員は学生を積極的に授業の流れに参加させようとしたか
- (していた…9割)
- ○していました。いつ質問されるかと,ちょっとビクビクしてました
- ×最初の授業でこの授業のやり方(マイクを回す)を聞かされていたのだが,言ってた割には生徒に意見を聞く機会は少なかったのではないかと思った
- ●この授業はよく準備されていたか
- (されていた…9割)
- ○はい。プリントに何種類もの資料がのってて,まさか,それが毎回,最後まで続くと思わなかった
- ○されていたのでは。教員は生徒の質問(質問書)にきちんと答えていた
- ●授業を見る眼を養うことができたと思うか
- (思う…9割)
- ○はじめはどう判断していいのか分からなかったが,振り返ることやみんなの意見を見て,少しは養うことができたと思う
- ×あまりできていないように思えます
- ●疑問をもって文章が読めるようになったか
- (なった…8割)
- ○知らず知らずに文章を疑いながら読んでいる自分にふと気づくことがなんどかあるようになった
- ×それはまだちょっとできていない
- ●その他,質問書に関する意見・感想など
- ○他人の意見・疑問がわかって学ぶことが多かった(複数)
- ×軽くでいいから,すべての疑問に触れるべきだと思う(複数)
- ●私は、積極的にこの授業に参加したか
- (参加した…7割弱)
- ○他の人が質問されているときも,自分なりの答えを考えた
- ×あまり積極的に参加していないと思う
- ●この授業のレベルは適切であったか
- 易しい=1,適切=3,難しい=5とした5段階評価で,平均3.7
- ●この授業についての総合的判断はどうですか
- 悪い=1,良い=5の5段階評価で平均4.1
- ●この授業に対する評価・意見・疑問など
- ○良い点:プリントが毎回丁寧に準備されている/プリントの内容も良い(そうじゃないこともあった)/クリティカルリーディングが身についた/娘さんの話
- ×悪い点:結局は発言者中心の授業で,たまにボーっと聞き流すこともあった。次回は,そのボーっとしてる子達に何らかの事をしてください/板書があったほうが良かった
- ○はじめ,FPを毎回書かされると聞いて,正直面倒くさいな,と感じた。授業に対する質問や,1週間の中でよかった授業などを書くときに,前に受けた授業を思い出すのは結構大変だったからです。でも,この作業がなかったら,きっと受けた授業をいちいち思い出すなんてしなかっただろうなと気づいて,結構何も考えずに授業を受けていた自分が恥ずかしくなりました。たしかにフィードバックすることによって質問の答えが返ってくると嬉しいし,いつもなら,授業で疑問に思うことが合っても流していたと思う。FPはちょっときつかったけれども,自分にとって大変ためになったと思います
- ○×FPは毎週大変だったけど,予習復習をしない私にとっては,勉強になってよかったです。けど,フィードバックの返答のところで,先生は自分の考えを少し押し付けすぎだと感じました。「ここではどうしてこのような疑問が出るのですか」というようなことばをよく耳にしたように思います。私自身「これ気になるけど,このような質問していいのかなぁ」とよく不安になりました。