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学生による「私のお勧めの授業」'00


 私の教育心理学の講義(80名弱が登録)で,「去年1年間で受けた授業の中で,一番良かった授業名を挙げ,何が良かったのかを説明しなさい」という問いを出した。そこで複数の学生から挙げられた授業をここに記録しておく。

 この授業の受講生は,教育心理学を希望して受講した学生だし,ほとんどが法文学部の2年生なので,もちろん代表的なサンプルというわけではない。これを記録する目的は,私自身が,良い授業とは何かを考える材料とすることである。もちろん学生がいいと言った授業のすべてがいいわけではないだろうし,それをそのまま真似すればいい授業になるわけではない。しかし,これを材料としながら,いろいろと考えていく中で,いい授業がどのようなものか,見えてくるかもしれない。そのための考えるきっかけとなれば,と思っている。

■2000年度前期「教育心理学」受講生のお勧め

 (2〜6名の推薦があった教員の授業のみ。)

■「憲法概論」(共通教育科目・教養領域・社会系)

 この先生は,生徒に語りかける口調(子供と父親のような)で授業を進めている。授業内容から脱線して,違う話になることもあった。しかしその話はユーモラスであり,人生訓としてためになるものであった。また,その話のおかげで息抜きができ,授業内容の話に戻ったとき,集中できるようになった。この授業はリラックスして受けることができたし,社会,憲法,人生などの知識,考え方を多く得ることができた。私たちが興味を持ている話をして,学生の目を引いていたのでよかった。

■「地球の科学」(共通教育科目・教養領域・自然系)

 私たちの日常生活に関係の深いテーマや身近な出来事を取り上げ,分かりやすく説明してくれる。生活していく上で大切な知識を得る授業。土地を選ぶとき注意することや,津波のときはどう逃げたらいいかなど。特に先生の体験談がおもしろく,とても楽しい授業だった。どうすれば生徒が授業を聞くか,ということより,どんな話題が自分も生徒も楽しめるか,ということを考えながら授業をしていた。また,最後に感想を書かせた後に,次回の授業で質問にちゃんと答える。生徒をちゃんと積極的に参加させていた。

■「森の文化史」(共通教育科目・教養領域・総合科目)

 出席をとらない授業であったにもかかわらず,いつも100人程度の学生で席が埋まっていた。「次は何をやるのだろう」というわくわくするような授業だった。先生がとても魅力的な人だった。先生の話がおもしろく,分かりやすかった。ビデオなどの視聴覚教材を多数用いていたのも,理解の役に立った。授業に音楽を流すなど,生徒にリラックスして聞いてもらおうという配慮がすばらしかった(多少眠たくなることもあったが...)

■「総合英語演習機Ν供廖紛δ牟軌蕾別棔Υ雋肝琉茵Τ姐餮豌別棔

 題材がバラエティに富んでいて,さまざまな分野からアメリカ文化に触れることができた。VTRや音楽なども使用し,大いに役立った。一方的に教えるだけではなく,グループ発表させたり,歌(英語)を歌わせたりと,さまざまなことをどんどん授業に取り入れ,個々人を積極的に授業に参加させる姿勢があった。少人数(40名)だったので,生徒どうし,生徒と先生の距離が近く,発言を多くすることで,先生と生徒皆で作り上げているような感じのする授業だった。楽しかったし,得るところが多かった。先生も一生懸命だった。

■「総合英語演習」(共通教育科目・基幹領域・外国語科目)

 この先生の授業は,生徒一人一人に指名し解答させ考える時間を与えたり,リスニングや発音の練習時間も多く,メールを使って課題の提出をするなど,アメリカの大学の形式をとったりと先生自身のアメリカの大学での経験を生かした授業でよかったと思う。毎回一人1問以上問題の解答をさせるが,授業のレベルが適当なためあまり苦にならない。教材も興味が持てるものだった。

■おまけ・一番悪かった授業'00