講義内容と方法 |
- 私たちは日常、ごく当たり前のようにものを見、記憶・学習し、思考している。
- しかしその裏には、他の生物や機械にはまねのできない、人間独自の高度な情報処理があり、それを通して環境に適応しているのである。
- このような人間の「こころの仕組み」を知るために本講義では、心理学の中の基礎的分野である、知覚・学習・認知心理学などを通して、人間の心や行動を科学的・心理学的にとらえるための眼を養う一助とする。
|
教科書 |
石田ほか『ダイアグラム心理学』北大路書房
|
参考書 |
授業中に適宜紹介する。
|
達成目標 |
- 心理学の基礎分野についての知識を得る。
- それを,他者に説明できる程度に理解する。
- 日常の諸現象を,心理学的な視点で見ることができるようになる。
|
評価基準と評価方法 |
出席(40点満点)+期末試験(40点満点)+レポート(1つ20点満点。最大2回提出可)
出席のごまかし、試験時のカンニングは、即「不可」評価とする。
|
履修条件 |
特になし(強いていうならば,人間行動に興味があること)
|
授業計画 |
知覚心理学,記憶心理学,学習心理学,動機づけ,思考心理学(推論,問題解決,創造性),心理学研究法
|
オフィスアワー |
水曜日の16〜17時(ただし会議などで不在のこともあるので,事前に所在をメール〔michita@edu.u-ryukyu.ac.jp〕などで確認するのがよい)
|
備考 |
昨年度,この授業は受講生から次のような評価を得ている。
- とても興味深く楽しかった。いつもは何も感じなかった自分や他人のちょっとした行動に,「あ,あれはあーゆー心理からきているんだ!!」と感じるようになりました。
- 実際私の思い描いていた心理学の授業とはかけ離れていたが,同じ心の働きを知るという点から見れば,毎回とてもおもしろかったように思う。ただ,授業の中で目的や主旨をもうちょっとはっきりさせてもいいんじゃないかと思った。
- 心理学とは"記憶""知覚"など。え!?心理学にこんなのも入るの?という分野が多かった!! かなりびっくりで衝撃が強かったです。何か心理学といえば"心"だけかと思ったら,"目""頭"とか人の大切なところについても学べる科目だなと思いました。
- いろいろな資料,さまざまな実験,生徒たちにも意見を聞くなど,みんなで授業を作り上げていくというカタチだったので,学ぶという意欲のもとに学習することができました。
- ビデオや4コママンガなど,とてもわかりやすかった。ノートレポートはなかなか大変だったけど,理解できたのでよかったです。
|
URL |
http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~michita/ |