| 31日短評5冊 24日『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』 18日『よくわかる教育評価』 | |
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| 31日熱く語る友人 24日授業日のはずだけど... 18日発熱 |
今年1年に読んだ本は101冊。前年よりも1割減った昨年よりもさらに1割以上減り,読書記録開始以来最低記録を更新した。なんとか100冊を切らなくてよかったというか(そのことに今はじめて気づいたのだが)。そういえば,買って読み始めたけれども読み終えなかった本も多数ある。うーん,来年はどうなることやら...
今月良かった本は,『「会議ファシリテ−ション」の基本がイチから身につく本』。未知の世界を知るという点では,『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』もまあまあだったかな。
先日,友人が勤めているK大学附属小学校に行ってきた。もう仕事納めは済んだはずだが,話を聞かせてもらいに行ったのだ。
聞いた話は,やはり興味深かった。私は附属といえばほとんどR大学附属小学校のことしかしらないのだが,一方で常識であったことが他方では常識でなかったり,ということがいろいろと発見できた。やはり複数の状況を知ることで自分の身の回りの状況を相対化することは重要だなあ,なんて思いながら。
もう一つ興味深かったのは,高校時代の友人が教育について熱く熱く語っていたこと。あんまりそういう感じのヤツじゃないと思っていただけに,不思議な感じだった。
もっとも,一緒にやっていた部活のときもそうだったが,自分が興味を持ったことについては熱く語るヤツだったわけで,そういう意味では変わっていないのかもしれないが。こういう話が聞けるのであれば,またの機会に続きを聞きたいし,さらに機会があれば他附属にも行ってみたいなあと思った。
雑誌の企画で筆者が裁判所を傍聴したルポ。軽〜く,いろんな意味で面白かった。一つは,裁判という場を通して「人生ドラマ」を知るという面白さである。筆者は本書執筆までに2年間裁判を傍聴しており,本書には20以上の裁判が収められている。そこには当然さまざまな人間ドラマが垣間見られるのである。
二つ目は,「試合観戦」としての裁判とでも言おうか。たとえば「続いては被告人への質問。ここで老弁護士は,さきほどまでの抑えに抑えたテンションを一気に高めて勝負に出る」(p.200)なんていう書き方を筆者は随所でしている。裁判になるケース自体にさまざまなドラマが含まれているのに加え,裁判という場所そのものが,裁判官,検事,弁護士,被告,証人(,ときには傍聴人)といったさまざまな人間がそこでドラマを繰り広げる。プロレス観戦記的な筆者の筆致もあいまって,そういうドラマも本書では楽しめる。
裁判というときちんと意見を出し合ってきちんと結論を出すというイメージがあるが(あるいは逆に,上ばかりを気にする裁判官によって保守的な結論ばかりが出されるというイメージも一方ではあるが),裁判も,人間がやっているきわめて人間くさい部分を含む営みで,そこに関わる人間のちょっとした違いによって大きな違いが生まれることもあるのだなあということが本書から感じられる。
三つ目としては,傍聴人としての筆者の成長振りを楽しめる。はじめは右も左もわからず,裁判所で右往左往していた筆者が,次第に目が肥えてきたり,傍聴マニア仲間を見つけたり,自分なりの見方を見つけていくさまも,なかなか面白い。
裁判というと非常に敷居が高いもののように感じるが,本書を読んでいると,傍聴してみようかな,という気になってくる。もっとも文庫版あとがきによると,「まあ,たいていはハズレだ。メモすら取る気になれない公判は非常に多い」(p.323)ということだそうだが。裁判員制度が始まろうとしているこの時期に,直接傍聴に行かないまでも,本書を通して擬似裁判所体験しておくのも悪くないかもしれない。
今日はクリスマスイブ。といっても大学はまだ授業期間である(明日まで。あさってから冬休み)。
私は今日は授業はゼミがあるだけだったのだが,昼に生協近辺を歩いていると,異様に人が少ない。いつもはお昼休みだともっと人がウジャウジャいる感じなのに。
みんな,自主休講しているのだろうか。それとも先生のほうが休講にしているのだろうか。
まあ,小学校なんかも冬休みに入っているし,変な飛び石連休だし,休みたくなる気持ちも分からないでもない。でも私は,明日まで授業があるんだよなあ。心は半分休み気分なのだが,もうひと頑張りしますか。
初学者向けの教育評価についての概説書。2ページ1トピック完結で書かれており,欄外に,関連項目へのリンクが書かれていたり,簡単な用語解説や文献紹介がある。教育評価って,きちんと勉強したことがなかったのだが,本書で少し概要がわかった。
たとえば,1900年ごろに始まった絶対評価(絶対者を基準とする評価)が,戦後,相対評価となり,それらへの反省から個人内評価,到達度評価,目標準拠評価などが出てきた経緯がわかった。あるいは,真正の評価についても少しわかったし,パフォーマンス課題のつくりかたについても少しわかったし,関心・意欲・態度と,知識・理解や思考・判断との関係についても少しわかった。要するにこれらは,教育心理学を教えたり研究する上で微妙にひっかかっていた部分なわけで,そういう点がわかったことでかなりすっきりした。
理解が進んだという点や,初心者にもわかりやすい柔らかい語り口で書かれている点は悪くなかったものの,本書で少し気になった点もあったので一応書いておく。一つは,評価の実際についてもっと詳しく知りたかったなあと思った。もちろん多少の例は挙げられているのだが,全くない項目もある。でももっと具体的かつ詳しく知りたい,と思うことは少なからずあり,ちょっと欲求不満であった。
もう一つは,2ページ完結で,各項目が比較的独立的に書かれているため,最初から順番に読んでいけば積み上げ式にだんだん理解できるようにはなっていない点。例えば最初の項目(1章1節 心理測定)を読んでいると,教育測定運動については13章4節を参照せよ,正規分布については2章2節を参照せよと書かれていて,それらについては詳しくは書かれていない。そこでその項目に飛ぶと,そこではそこで,ナニナニについてはナニ章ナニ節を参照せよ,と書かれているため,どこかの時点でとりあえずここまでは理解できた,という感じにならないのである(これらの用語をすでに知っている人はいいだろうが)。だから読みながらずっと,十分には理解しきれない欲求不満がわずかにではあるがたまり続けていた。その点は少し残念であった。
先週の木曜日,うちの妻が(珍しく)熱を出した。なので私が子どもの,お稽古事のお迎えに行ったり,晩飯を作ったりした。妻が治るのに,結局3日かかった。
で治ったと思ったら,今度は下の娘が月曜日の朝から熱を出した。最高39度出たようである。なので妻は仕事を半分休んだ(近くなので半分は行ったようだが)。驚いたことに下の娘は,翌朝には平熱に戻っていた(39度も出たので,あと1日は休ませないと,と思っていたのだが)。さすが若いだけに(?)治りも早い。
今のところ,私も上の娘も風邪にはかかっていない。しばらくは,次は自分かなあなんて恐れていたのだが,大丈夫そうだ(ただし熱はないものの,咳が2週間ぐらい前から頻繁に出る)。このまま何事もなく年末まで過ごせるといいのだが(そういえば昨年は帰省先で熱発したなあ)。