大学生の性行意識及び性行動に関する研究

木村龍雄、皆川興栄

学校保健研究  38;1996;450-459


報告者:都築 中 (環境保健学教室)
 
 

対象論文選定理由:

アダルトビデオがポルノ雑誌と同程度普及したなかで育ってきた世代が現在の大学生である。個人的には映像媒介の影響は写真、雑誌等と比べものにならないくらい直接各人の行動規範に結びつくのではないかと考えるが実際はどうなっているのか興味があったので性欲欲求やアダルトビデオ視聴経験との関連性等について研究した本研究を選定した。

 
 

先行研究レビュー:

 
 

要約:

  1. 目的
  2.    性に対する価値観の変化と多様化、男女の人間関係の変化、性の商品化、享楽的性情報の氾濫、妊娠中絶に対する意識の変化、避妊実施の高率化といった開放的、快楽主義的な性風潮の中で育ってきた若者の性意識や行動は開放的、積極的となり、その結果10代の妊娠中絶やHIV感染者が増大する傾向にあると推測される。そこで大学生の性交経験者の性交観、性交欲求とアダルトビデオ視聴経験との関連性を明らかにすることを試みる。
     

     

  3. 対象
  4.    北海道教育大から鹿児島大の9大学(8地域)の1回生から4回生を対象として調査を実施した。回答者数は、男子2483名、女子2384名でうち男子1125名(45.3%)女子1113名(46.7%)に性交経験があり無回答者は、男子38名(1.5%)、女子42名(1.8%)である。
     

     

  5. 方法
  6. 調査の内容

     

    調査方法及び調査期間

       個々人に直接主旨を説明し調査用紙を手渡した。用紙の回収はプライバシー保護のために解答用紙を両面シール付き封筒に封入し回収場所に投函してもらうように指示した。回答は無記名とした。1993年12月に実施した。回収資料は、SPSSパッケージによる統計処理をし、χ検定による有意差検定をおこなった。
     
     

     

  1. 結果
 
  1. 考察・結論
以上の結果から推測できることには
  等がある。
   
 

学校保健への寄与:

   無責任で煽情的な性情報の氾濫の日常化のなかで子どもたちに健全な性情報を提供することは学校教育において重要な役割となっていると考えられるが本研究によりアダルトビデオの性行意識等に及ぼす影響が明らかにされ、健全な性情報とはなにかを考えるてがかりになると思われる。

 
 

本研究の長所、短所、問題点及び私見:

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