報告者:永山智子
コメント:
・健康行動の得点化について、5つの選択肢が与えられているが、なぜ、1-3-5-3-1のパターンをとったのか、よく分からなかった。
・思春期生徒の保健行動や健康価値を調べることによって、どのように実践ということに結びつくのか、もっと具体的に述べてほしかった。
2、高齢化社会に対する中学生の意識および知識に関する調査研究
報告者:前嵩西涼子
コメント:
調査結果では中学生が高齢化社会に対する認識や関心はまだまだ低いことが分かったが、これは中学生は受験戦争に巻き込まれ、それほど教科外のことに関心をもっていく余裕がないということも反映されているような気がする。従って、中学生の高齢化社会に対する知識をあげるためには、学校教育の中に取り組んでいくのも一つの方法ではないかと思う。
3、Evaluation of a Three-Year Urban Elementary School Tobacco Prevention Program
報告者:上原康代
コメント:
・介入群に比べ、コントロール群の標本数が少なすぎる。
・介入群とコントロール群で、人種構成が異なり、また、学年の構成についても不明。
4、質問紙によるS市立学校生徒の精神的健康とライフスタイルの7年後の変化
報告者:陳文杰
コメント:
学校の部活動は仲間作りの場でもあるという考えは一般的だと思うが、この調査では部活動過剰、さらに友だち軽視という結果に驚いた。これは他の学校でもそうであれば、現行の教育方針を再検討する必要があるのではないかと思う。
5、Rural School Nurses’ Attitudes about AIDS and Homosexuality
報告者:岡美恵子
コメント:
スクールナースについての研究なのに、何故最初から対象者をスクールナースに絞らなかったのか、ちょっと不思議に思う。
6、大学生の性行意識及び性行動に関する研究
報告者:都築 中
コメント:
選ばれた論文の本文が配付されていないため、報告者の要約を読むだけでは、内容に対してよく理解できない。例えば、結果の中で「有意差が認められた」という言葉がたくさん書かれたが、何に対し、どのように差があったか、まったく見当つかない。要約の部分をもっと詳しく書く必要があるのではないかと思う。
7、Body Image Perception in Female Mexican-American Adolescents
報告者:佐々木
コメント:
・アメリカは多民族で構成された国であるというのはいうまでもないことである。が、なぜ、この調査では特にメキシコ系の人々に焦点を絞ったのか、その具体的な理由を知りたい。
・対象者では、なぜ、非ラテン系やアフリカ系も混ざっているのか、疑問である。
8、高校生の飲酒行動に関する研究
報告者:全欣
コメント:
調査の結果では親の態度は飲酒の有無、及び飲酒頻度に最も大きな影響を及ぼす要因であると示している。しかし、「絶対に飲酒してはいけない」という親の態度を感じているものは、わずか1割にすぎない。ということは、現在の高校生の飲酒行動の乱れはほとんど親に責任があるとも言えるだろう。このように未成年の子供たちに飲酒を許す親の神経が、私にはよく理解できない。今後子供たちの飲酒行動に対し、親の責任がどう問われるべきかについて、論文で検討されていれば、よりよい研究になるかと思う。
9、A Process Evaluation of Availability in the Seattle , Washington Public Schools
報告者:原田
コメント:
この論文は実際に利用している学生たちの意見の聞き取り調査により、親や教育者が間違った認識を明らかにしたので、とてもよくできた研究だと思う。しかし、私も原田さんと同じような意見で、統計的検討がなかったため、少し説得力に欠けたような感じがする。