題名 X線CTおよびMRIを用いたサトウキビ茎部の三次元観察
3-Dimensional observation of sugarcane stems using X-ray CT and Magnetic Resonance Imaging.
著者 松嶋卯月・佐藤昌憲1)・加藤博史2)・福澤康典・川満芳信
(琉球大学農学部・1)駒澤大学・2)桔梗ヶ原病院)
Uzuki MATSUSHIMA, Masanori SATO, Hirohumi KATO, Yasunori HUKUZAWA, Yoshinobu KAWAMITSU
巻号 沖縄農業 第38-1(通巻51)号 pp3-6  (2004年8月発行)
抄録  医療用X線CTおよびMRIを用いてサトウキビ茎を三次元で観察し次の結果を得た.
  1. 未造影のX線CTにおける茎横断面画像のコントラストは低く,組織の観察は困難であった.しかし,ヨウ化カリウム水溶液を用いた造影によってコントラストを高めることが可能であった.
  2. MRIによって得られた画像は,分解能が高く周皮と皮層の判別および維管束分布の観察が可能であった.
  3. 得られる画像情報が異なるX線CTおよびMRIを同時に行うことによって,サトウキビの三次元観測が多元的に行われると考えられた.

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