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総12 |
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環境の保全 |
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2単位 |
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後期 |
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清水肇、崎山正美(非常勤、共4-501室) |
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環境問題は、私たちが日常接する生活環境から地球レベルのスケールの環境問題まで広がりを持つものだが、この授業では、@沖縄県や日本における自然環境の破壊と保全、A人間の生存条件を確保するための環境保全(公害問題など)、B文化的、社会的環境の保全(歴史環境など)、をテーマとして環境の保全について考える。そのために、テーマに沿った現地調査、文献検討、保全方法の考察などを学生主体で進める。主なテーマは下記のとおり。 1、沖縄の自然環境の特性と環境問題 〜物質循環と生物の生息条件〜 2、物質循環・廃棄物と環境問題 〜都市における生き物の分布と生息環境〜 3、市民・住民活動と環境問題 〜沖縄の社会と環境保全活動〜 4、生活様式と環境問題 〜生活様式と環境問題の背景〜 |
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環境の問題に関しては、日常から関心を持ち情報を収集し自分の意見を持つことが重要であるので、各自が日常的に実地の観察や文献検討等を進めることが前提になる。 受講者は授業時間外に、現地観察、環境保全活動に関する取材や活動への体験参加、現地聞き取り調査等が求められる。 |
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教科書 使用しない。授業でプリントを配布する。 参考図書 末石冨太郎「都市にいつまで住めるか」(読売新聞社) その他の参考書については授業中に適宜紹介する。 |
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学期末試験、課題レポート、出席の評点を総合して評価する |
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1、授業の概要と進め方、レポートについての説明 |
2、環境問題の所在の整理(学生の作業と議論を通じて) | |
3、環境の保全に関わる概念、理論の概要 | |
4、環境問題、環境保全の歴史 | |
5、環境問題の実態(各テーマごとの学生の現地報告を中心に) | |
6、環境問題の構造(各テーマごとの学生の文献検討報告を中心に) | |
7、環境保全の手法と戦略 | |
8、学期末試験 | |
(4〜7については合計10回程度の講義を行う。途中で授業のテーマに沿った学生の討論の時間を取る予定) | |