科目番号
自53

 科目名
コンピュータ・グラフィックス

単位
2単位  

開設学期
前・後期

担当教官
池田孝之(共4-503室) 清水肇(共4-506室)

授業内容
コンピュータを用いて図形や各種の映像を表現する基本を学ぶ。
近年、コンピュータの情報処理能力を活用することにより、多様な映像表現が可能になりつつあるが、その仕組みを理解し利用するためには図形・映像表現の過程を論理的にとらえることが必要である。この授業はコンピュータ初心者を対象として、操作の基本などの演習からはじまり、作品づくりを中心に進めて、各自がある程度自由に2次元画像の創造を行えるようになるまでを目標とする。
画像を情報としてとらえる論理的能力を高めると同時に、新しい可能性を持つ道具による表現力の向上が大きな目標である。
本年度はMacintoshのグラフィックソフトを活用し、“自由描画による画像表現”および“写真等の既存画像の加工修正による画像表現”による2点の作品を各自が製作する。作品はクラスで鑑賞しあうことにより、自己表現の機会となり、また道具の持つ可能性を学生自身が引き出すことになる。

注意事項
はじめてコンピュータに触れる学生を対象に授業を進める。
演習用のディスク等が必要になる(第1回の講義で指示する)

教科書
教科書 使用しない。授業でプリントを配布する。
参考図書 特に指定しない

評価方法
提出された作品とレポートの評点を主体とし、出席状況を加味して評価する。

授業計画
1、授業の概要と進め方、過去の作品の紹介
2、コンピュータの扱い方の基本
3、自由描画的な描き方(ビットマップ処理)の練習
4、製図的な描き方(オブジェクト処理)の練習
5、作品(1)製作、画面上での自由な描画による作品製作
6、作品(1)発表会
7、写真等の既存画像の加工(フォトレタッチの初歩)の練習
8、作品(2)製作、既存画像を使って加工を加える
9、作品(2)発表会
(3、4、7の練習を約7回、6、7の作品製作に約4回を要する)