科目番号
自55

 科目名
生活空間の計画

単位
2単位

開設学期
前期

授業内容
人間の生活は、住宅や地域などの「空間」の上で営まれている。生活空間の「計画」とは、生活の場がどのようなものであればいいのかを考え、目標を定めて実現していくことである(住宅内部の計画に限らず“地域の生活空間”を主に取り上げるので履修者は注意)。
本講では「計画」の話を交えながらも、実態や問題のとらえ方を中心に進めていく。講義だけでなく、それをもとに自ら調査をしてまとめていくという実践を重視する。具体的にはグループによる調査と報告を義務付ける。調査方法の修得や口頭報告、報告書製作の基本を身につけることも重要である。また、紙上に意見を書き会う「紙上ディスカッション」を行う。
主なテーマは、「子どもの生活空間と遊び」、「高齢者、障害者の生活空間」、「住民参加のまちづくりの体験」など。年度ごとに各論のテーマは小変更する。
これまで、「子どもの遊びの種類調査」、「児童館や保育所での取材」、「車椅子利用による商業施設点検」、「琉大内の目隠し歩行による障害体験」、「河川環境改善活動への参加」、などが取り組まれた。調査企画は学生の創意によって決められる。

注意事項
グループ単位での調査(授業時間外)とそのまとめ作業が重要であるので、履修者は積極的に調査に取り組むことが求められる。

教科書
使用しない。授業でプリントを配布する。
参考図書、授業中に適宜紹介する。

評価方法
調査報告とレポートを主体とし、出席状況を加味して評点をつける。

授業計画
1、授業の概要と進め方、課題の説明
2、各自の課題選択と学生のグループ分け、予備調査の説明
3、生活空間のとらえ方
4、生活空間調査の基本
5、子どもの生活空間と遊び
6、高齢者、障害者の生活空間
7、住民参加のまちづくり
8、調査報告と討論
(途中で、予備調査報告、中間報告と討論が入る)
 (スケジュールは年度ごとに柔軟に設定される)