機器分析

科目番号 科  目 選/必 単 位 履修年次 前/後 担当教官 研究室
海自333 機器分析 2 3 棚原 朗 理133
  • 分析化学I(海化231 ),分析化II(海化232)を履修していること
  • 主に無機分析に用いる機器分析の基礎を理解させ,様々な分析機器による検出・定量原理およびその方法,さらには最近の化学分離法と検出法との複合法を理解させる。 
  • 授業内容
    教科書と自作資料を中心として行う。図で説明することが多いため、Webclassから資料をDLし,これに書き込みをしつつ講義を行う。
    1-3 講義の進め方、内容について
    総論,シラバス説明,機器分析とは?  
    機器分析法の位置づけ・機器分析の種類、機器分析法の利点・欠点、構成、性能比較
    単位,試料調整,前処理,損失と汚染 
    4 吸光光度分析
    電磁波の分類、吸収スペクトル、ベールの法則、吸光度、吸光係数
    蛍光分析法の原理・理論、装置の仕組み、分析化学的応用
    5,6 原子分光分析法
    無機の微量元素の分析法と有効な原子スペクトル分析法の概要
    原子スペクトル分析の概要,原子吸光分析法(フレーム分析法・黒鉛炉原子吸光分析法),ICP発光分析法
    7 クロマトグラフィーの分類と基礎,定性分析と定量分析,カラム分離の理論
    有機化合物の分析法として有用な高速液体クロマトグラフ分析法の概要
    イオンクロマトグラフの原理・理論、装置の仕組み、応用について修得
    8 電磁波を利用した分析方法
    放射能分析・放射化分析法の種類と原理・理論、装置の仕組み、応用について修得
    蛍光エックス線分析の原理・理論、装置の仕組み、応用について修得
    X線回折装置の原理・理論、装置の仕組み、応用について修得
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    9 電子線を利用した分析法
    走査型電子顕微鏡(SEM)と透過型電子顕微鏡(TEM)
    電子線プローブアナライザー(EPMA)
    10 電子スピン共鳴法(ESR)の原理・理論、装置の仕組み、応用について修得
    X線構造解析装置の原理・理論、装置の仕組み、応用について修得
    11 質量分析法(研究基盤センター技術職員)
    ICP-MS 質量分析法の種類とその原理について
    LC-MS,GC-MS 質量分析法の種類と原理・理論、装置の仕組み、応用について修得
    12 元素分析装置(CHNコーダ)の原理・理論、装置の仕組み、応用について修得(研究基盤センター技術職員)
    カロリーメータの原理・理論、装置の仕組み、応用について修得
    13-15 機器分析セミナー
     3人一組で機器について調査し,プレゼンテーションを行う(各グループ30分)。
     内容:各機器の原理・理論、装置の仕組み、応用等
     プレゼンに対し質疑を行う。質疑に対して内容に応じてポイントを与える。
    16 機器分析支援センターの見学

  • 評 価・・・ミニテスト-1&-2 + 機器分析セミナー(プレゼン) + レポート 
  • 教科書
    基礎化学選書7,機器分析
        裳華房,田中誠之・飯田芳男 著
    機器分析の基礎
        裳華房,江藤守総 著
    機器分析ラボガイド
        講談社サイエンティフィク,澤田 清 編

  • ◎ 講義資料は,総合情報処理センターのWebClassを通してダウンロードして下さい。


  • 19年度 学生による授業評価
  • 18年度 学生による授業評価
  • 17年度 学生による授業評価
  • 16年度 学生による授業評価
  • 15年度 学生による授業評価
  • 14年度 学生による授業評価
  • 13年度 学生による授業評価

     機器分析のプレゼン
     例年,30名を超える登録者があります。