生産368 生産システム工学実験1 

 

時間 月曜3−4限(13:00から16:00(終了予定)

 

担当者 鹿内健志 tshikana@agr.u-ryukyu.ac.jp  研究室 267番室

 

オフィスアワー

   火曜日 10:00から12:00

   金曜日 15:00から17:00

 

授業内容

 皆さんは高等学校であるいは共通教育で生物学実験,化学実験さらに物理学実験をすでに習っていると思います。これらの,実験科目は,講義で学習した数式や現象を実際に体験,確認し,理解を深めることを目標として行われました。生産システム工学実験Tも同様に,皆さんが専門教育で学習した講義内容を実際に体験することが目的の1つです。例えば「片持ちはりのひずみ測定」や「単気筒ディーゼルエンジンの性能試験」などです。しかし,実際に実験を行うと授業で学んだこととは完全に一致しない結果などが出てくる場合もあるはずです。そうした時に,なぜこのような結果が出たのかを懐疑の念を持って検討を進めることにより,みなさんは,新しい発見が可能となるはずです。

 生産システム工学実験Tのもう1つの目的は,皆さんが将来行う卒業研究を進める際に必要な,実験の基礎知識,基礎技術を習得することにあります。代表的な計測機器の使い方や,実験データの整理の仕方,それに対する検討と考察の仕方,実験内容を報告書にまとめる方法などが学習できます。さらに,安全に実験を進める姿勢,注意深い観察力なども養われるはずです。

 この実験をとおして将来行う卒業論文における研究の楽しさを体験してもらうことを希望します。

 

授業計画

       1 4月15日(月)    実験の説明、レポートの書き方、その他

       2 4月22日(月)   計測の誤差

         5月13日(月)    耕うん(和犂)作業能率の測定

         5月20日(月)    耕うん(ロータリー耕)作業能率の測定

         5月27日(月)    土壌硬度測定

         6月3日(月)    平板貫入試験

         6月10日(月)    エンジン騒音測定

         6月17日(月)    ひずみゲージの使い方 

         6月24日(月)    片持ちはりのひずみ測定

       10  7月1日(月)    単気筒ディーゼルエンジン分解・組立

       11  7月8日(月)    単気筒ディーゼルエンジン性能試験

       12  7月15日(月)    土の比重測定

       13  7月22日(月)    土の肥効成分の測定

       14  7月29日(月)    統計ソフトウェアSASによる回帰分析

 

・実験・実習時間 13時から(16時までには終了の予定ではあるが,場合によっては延長の可能性があります。5限目等がある人は申し出てください。)

危険防止のため、できるだけ作業服を着用すること。危険防止のため必ず靴を履く(裸足、草履はだめ)。

・実験受講の前にテキストをよく読み予習しておくこと。

上記の予定は天候等で変更することがあります。

 

実験報告書の提出

実験報告書は実験を行った週の金曜日の17時までに267番室 鹿内まで提出。

 

参考書

 テキストは配布したものを利用します。また,返却された実験レポート,実験当日配布した資料などもファイルして下さい。以下の書籍は図書館で利用できるものを取り上げます。

 1.農業機械学会:生物生産機械ハンドブック,コロナ社

 2.農業機械学会:新版 農業機械ハンドブック,コロナ社

 3.田中ほか:新版 農業動力学,文永堂出版

 4. 達郎:テラメカニックス−走行力学−,技報堂出版

 5.ASAE: Advances in Soil Dynamics, Volume 1, ASAE

 6.石原ほか:新農業機械学,朝倉書店

 7.川村ほか:新版 農業機械学,文永堂出版

 8.木谷編著:生物生産機械学,コロナ社

 9.川村ほか:新版 農作業機械学,文永堂出版

 10.日本機械学会:機械工学便覧 A.基礎編,B.応用編,日本機械学会

 

成績評価

 実験に取り組む積極的な姿勢(20%)

 実験レポート(80%)