卒業生はどんな分野で活躍しているのかな?


Tさん
県内農林高校 勤務
 私は、在学中は生産システム工学講座の農業機械研究室に所属し、沖縄におけるサトウキビを中心とした農作物の機械化や情報化に対応した農業分野でのコンピュータ活用等を研究しました。その傍ら、教員免許の取得を目指して教職課程の講義を受講し、卒業までに高校(農業)、中高(理科)の免許を取得することができました。在学中、沖縄の農業について学んでいくうちに、これからもこの分野に関わっていきたいと思い、農業高校の教師になることを決意しました。
 現在は、大学で身につけた農業に関する基礎的素養と経験を生かし、農林高校で教員として農業教育の実践に日々奮闘しているところです。

Oさん
農林水産省 食品総合研究所 勤務
 夏休みにがんばる人に栄光あれ!
 私は農林水産省食品総合研究所で働いております。毎日食べても飽きない日本人の主食であるお米を対象に、お米のおいしさを科学的に評価する方法の開発研究に取り組んでいます。毎日のように職場でお米を炊いております。大学時代は黒糖の研究をテーマに、いろなことを学びました。そのことが、現在のお米の研究に大変役立っております。
 このところ後輩が入って来ません。だれか国家公務員1種採用試験に合格して後に続いてください。

Tさん
ダイキンプラント 新規技術開発室勤務
 ご無沙汰しております。今春、東京支店技術本部設計部から大阪本社新規技術開発室へ転勤になりました。これまでは食品関連工場の空調設計を主に担当しておりました。新規技術開発室では、これまでの経験を生かしてXYZ(社外秘)の開発を担当します。来春は後輩加藤君が入社するのでやっと先輩になれます。

Tさん
在ダルエスサラーム日本大使館勤務(沖縄総合事務局より外務省へ出向)
 先輩から受験生へ
 JUMBO!
HABARl?(スワヒリ語で最も一般的な挨拶)タンザニアの首都ダルエスサラームから受験生の皆さんへ
 農産施設工学(生産システムエ学の前身)出身の私は現在、日本国大使館で政府関発援助(ODA)を担当しております。意外な職種たと思われるかも知れませんが、全く自然なことなのでず。食糧の安定確保は
basic human needs の最たるものであり、とくにアフリカ諸国などの発展途上国にあっては最優先事項です。食糧生産の礎である農業全般を学び、専門分野を深く研究できる「生産システム工学」からあなたも国際協カの第一歩を踏み出してみませんか?

Tさん
株式会社 果実非破壊品質研究所 勤務
 受験生諸君へ
 来年の受験を控え、皆がんばっていることと思います。私も十数年前受験を控えがんばって勉強していた(?)ことを思い出しました。無事入学して大学では沖縄特産のパイナップルとマンゴーの糖度非破壊計測について研究しました。簡単に説明すると果実に光を当て、糖度を測定する技術です。近年この計測法は選果場で利用されています。沖縄県以外では栽培されていない果実について学んだことは大変貴重な経験でした。このように各県にある国立大学は地域に密着し、さらに最新技術を応用して新しい技術を学べる場です。このような場で皆さんも学んでみませんか。きっとあなたの未来が開けますよ。

Uさん 酒井重工業(株)技術研究所
勤務
 私の会社は、建設機械メーカーで主に締固め機械をメインに製作していて、私の業務は締固め材料と建設機械の相互関係に関連する様々な研究業務に携わっています。今、大学時代を振り返ってみると、大学1年から3年の間いったい自分は何をやっていたのか思い出せず大変虚しい気持ちであります。受験勉強による束縛された生活から一気に解放され、将来のことなど全く気にせずただ無駄な時間を過ごした3年間が今となっては非常に悔やまれます。大学の4年間は将来仕事をする上で非常に大切な時間です。立派な大学へ入るために受験勉強する時間よりも大切だと思います。

Oさん
沖縄県経済農業協同組合連合会 勤務
 私の就職先である沖縄県経済農業協同組合連合会は、沖縄県各農協の販売、購買をとりまとめている所です。その中の園芸部花卉課が私の仕事場です。ここでは、沖縄各地で作られた花卉(菊・洋ラン等)を集荷しています。それを主に内地の市場に送るわけですが、どこの市場に売れば一番良い値段で売れるかをということを見極めて花卉を送るのが私の仕事です。沖縄の花の値段を決めてしまうという大変な仕事ですがとてもやりがいがあります。大学で学んだ「農業システムの構築」、「流通システムの見直しによる輸送経費の削減」等、大いに活用できそうです。このような仕事に興味をもたれた方は、ぜひ農学部に入ることをおすすめします。大学ではサークル活動も盛んです。私は音楽活動で、ライブを開きました。皆さんも、楽しいキャンパスライフを送って下さい。

Tさん
株式会社 イケダパン 勤務
 私は製パン会社の生産部門で働いています。バラエティーロール課では、ハードロールと呼ばれるフランスパンを作っています。入社して3年になりますが、昼勤をしたり夜勤をしたりと大変ですが、お客様に良い製品を提供するために良品廉価な品物作りを心がけています。
 大学時代は4年間の学生生活では物足りず、修士課程に進み、熱帯果果実の貯蔵について研究をしました。現在の会社での仕事は、学生時代に学んだこととあまり関係がないように思われますが、大学生活6年間で学んだ“雑学”は何事にもかえがたい宝物であり、会社での人間関係形成に大いに役立っています。


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