教授挨拶
琉球大学医学部附属病院 初期臨床研修プログラム「てぃだ」第2章「初期臨床研修の目標」を参照。
行動目標
琉球大学医学部附属病院 初期臨床研修プログラム「てぃだ」第2章「初期臨床研修の目標」を参照。
経験目標
泌尿・生殖器の診察、記載ができ、各種超音波・レントゲン検査を経験する。泌尿器科疾患に対する適切な処置・治療を行えるようにする。
T 指導体制
(1)責任者体制:診療科長(教授)・病棟医長・病棟チーフが研修の責任を負う。
@研修総括責任者:斎藤 誠一(教授、泌尿器科科長)
A研修カリキュラム責任者:斎藤 誠一(教授、泌尿器科科長)
B研修実施責任者:大城 吉則(准教授)
(2)主治医・副主治医の体制及びチーム体制 研修医は病棟チーフの管理下、上級医の指導を受ける。
(3)検査・治療の指導体制 必ず上級医と一緒に医療行為を行う。
(4)研修医1名当たりの指導医数:2名
(5)担当患者予定数:30名(うち新患15名)
(6)達成度のチェック方法等について 病棟チーフ・病棟医長が面接にて行う。
(7)総合的な評価方法等について 科長が総合的に判断する。
(8)緊急時の対応 必ず上級医と相談して行い、単独の判断は禁止する。
(9)その他 医局長が、生活面・精神面の調整を行う。(医局長が、臨床研修の指導を直接行うこともある。)
U 研修方略(方法)
(1)オリエンテーション 研修の最初の1週間にて調整する。
(2)病棟研修 入院患者を常に3人以上受け持ち、上級医と一緒に診断・治療を行う。
(3)外来研修 外来診察に同席し、膀胱鏡検査・ウロダイナミックス検査を受け持つ。
(4)症例検討会:カンファレンス:毎週月・火曜日に行う。
(5)抄読会:毎週金曜日
(6)ケースレポート・評価:カルテの記載から診療科長が行う。
(7)回診・検査・(手術):毎日早朝・夕方に行う。週1回は教授回診で症例提示を行う。
(8)当直の有無:なし
(9)その他:研修内容に対する要望には柔軟に対応する
V 3+6ケ月の研修期間における到達目標
A 基手技本
<一般目標> 泌尿器疾患の正確な診断と適切な治療を行うためにその基本的手技を修得する。
<行動目標>
- 各種症状・徴候について理解し、適切な問診ができる。 疼痛発作、排尿の異常(排尿痛、頻尿、排尿困難、尿失禁、尿意切迫、尿閉など)、尿量の異常(多尿、乏尿、無 尿)、尿性状の異常(血尿、膿尿、混濁尿など)、腫瘤(上・下腹部、陰嚢部)、男性不妊、性機能の異常、尿路性器外傷
- 基本的診察法に習熟する。 腎腹部の診察、男性外陰部の診察、女性外陰部の診察、直腸診など
- 指導医の下で基本的検査法を行い、所見を述べることができる。 超音波検査、尿路内視鏡検査、造影検査(膀胱造影、腎瘻造影、逆行性腎盂尿管造影)、ウロダイナミクス、神経学的検査、前立腺生検、画像検査(CT, MRI, 尿路造影検査)、など
- 輸液管理を行える。酸塩基平衡について理解できる。 水・電解質バランスの管理ができる。動脈血ガス分析の結果を理解し、適切に対処できる。
B 処置・指導
<一般目標> 泌尿器疾患の主にプライマリケアに必要な基本的診療能力を修得する。
<行動目標>
- 導尿、各種カテーテル管理(尿道、腎瘻、尿管、膀胱瘻) 導尿が安全にできる(マンドリン使用下を含む)。
- 自己導尿の意義を理解し、指導できる。
- 尿閉の処置が安全にできる(恥骨上穿刺を含む)。
- 尿道留置カテーテルの適切な管理ができる。
- 尿路変向後のストーマ、カテーテル管理ができる。
- 救急疾患の診断・処置 急性尿閉、慢性尿閉の病態の違いを理解し、安全に処置、管理(輸液の必要性の有無を含む)ができる。
- 腰背部疼痛発作の適切な診断(鑑別診断を含む)・処置ができる。
- 上部尿路閉塞による腎後性腎不全の診断、処置(腎瘻造設術・輸液管理を含む)ができる。
- 急性陰嚢症の病態を理解し、指導医の下で適切に対処できる。
- 手術 指導医の下で陰嚢内容の手術ができる(去勢術、高位精巣摘出術など)。
- 指導医の下で腎瘻造設術ができる。
- 一人で超音波ガイド下前立腺生検ができる。
- 指導 腎不全・透析患者に対する食事指導ができる。
C 疾患の理解
<一般目標> 代表的な泌尿器疾患の病態について概略を習得し、その重要性と特殊性を理解する。<行動目標> 以下の代表的疾患についてその病態の概略を理解する。
1. 炎症性疾患:
腎・腎盂:腎膿瘍、気腫性腎盂腎炎、膿腎症、急性腎盂腎炎
膀胱:単純性および複雑性膀胱炎、間質性膀胱炎、放射線膀胱炎、出血性膀胱炎
前立腺:急性前立腺炎、慢性前立腺炎
精巣・精巣上体:精巣炎、精巣上体炎
尿路結石症: 対処法と鑑別疾2. 悪性腫瘍: 腎細胞癌、尿路上皮癌、前立腺癌、精巣癌、陰茎癌
3. 副腎腫瘍: 原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、副腎癌、骨髄腫など
4. 急性腎不全(腎前性、腎性、腎後性):病態と対処法
5. 慢性腎不全: 病態と対処法としての血液透析および腎移植
6. 上部尿路閉塞性疾患: 先天性水腎症、結石、尿路腫瘍、尿路外腫瘍、後腹膜線維症
7. 下部尿路機能障害: 神経因性膀胱、過活動膀胱、低活動膀胱、間質性膀胱炎
8. 下部尿路閉塞性疾患: 前立腺肥大症、尿道狭窄、神経因性膀胱
9. 性行為感染症:淋疾、クラミジア感染症、HBV、HIVなど
10. 先天異常: 停留精巣、精巣水瘤、包茎、膀胱尿管逆流症、先天性水腎症、尿管異所開口、嚢胞腎、尿道下裂、 二分脊椎に伴う排尿障害、など
11. 尿路性器外傷: 腎外傷、膀胱外傷、尿道外傷、陰茎折症
12. 男性学:男性更年期障害、男子性機能障害、男子不妊症
13. 女性学:骨盤臓器脱(膀胱瘤、子宮脱、直腸瘤)に対するメッシュ手術、腹圧性尿失禁に対するTOTなど
14. 陰茎の疾患: 尿道下裂、陰茎癌、ペロニー氏病、持続勃起症など
15. 陰嚢内容の疾患:急性陰嚢症(精巣捻転、精巣垂捻転、精巣上体垂捻転、精巣上体炎、鼠蹊ヘルニア嵌頓)、
精巣腫瘍、精巣水瘤、精液瘤、陰嚢浮腫
D 医療記録
<一般目標> 泌尿器疾患に対して理解を深め、必要事項を医療記録に正確に記載できる能力を習得する。
<行動目標>
- 代表的疾患について正確に病歴が記載できる。
- 代表的疾患について身体所見が記載できる。
- 画像、内視鏡などの検査結果の記載ができる。
- 症状・経過の記載ができる。
- 手術所見の記載ができる。
- 検査・治療行為に関するインフォームドコンセントの内容を記載できる。
- 紹介状、依頼状を適切に書くことができる。
- 診断書の種類と内容を理解できる。





