教授挨拶
尿がでにくい、回数が多い
- 男性の場合、多くの場合前立腺という臓器が症状の原因となっています。中高年以降に最も多い原因が前立腺肥大症です。まれに前立腺癌という病気が合併している場合もあります。前立腺癌は、前立腺特異抗原(PSA)採血で鑑別を行います(PSAが高いと言われた、の項目参照)。
- 女性特有の原因として、咳やくしゃみをした際におしっこが漏れる腹圧性尿失禁という病気があります。その他、膣からピンポン玉のように膀胱、子宮や直腸が脱出する骨盤臓器脱(POP)という病気の一症状で尿がでにくいという症状が出る可能性があります。
- 男女共通に見られる疾患としては、過活動膀胱があり、加齢などいろいろな原因でおこります。尿がたまってきたときに下腹部の痛みを伴う場合には間質性膀胱炎という病気の可能性があります。糖尿病などの生活習慣病や脳梗塞の後遺症などによって排尿に関する神経に異常をきたす神経因性膀胱という疾患もあります
尿が漏れる
- 女性に多いのが、咳やくしゃみをした際に尿が出てしまう腹圧性尿失禁です。加齢や出産を契機に出現します。骨盤底筋体操というトレーニングだけでかなりの方が治ります。骨盤底筋体操や薬物治療が無効な方は、TOT(テンションフリー閉鎖腔テープ)という簡単な手術で修復することも可能です。
- 尿意を催すと我慢ができずに出てしまうのが切迫性尿失禁です。抗コリン薬やβ3受容体刺激薬(ベタニス)が有効です。
急に脇腹が痛くなった
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この激しい痛みは疝痛といって尿管結石により引き起こされている可能性があります。結石が尿管を閉塞し、尿が流れなくなって平滑筋が引き延ばされるための痛みです。産道が引き延ばされる出産時の痛みにも似ていると言われています。痛みに対して、各種鎮痛剤(内服薬、坐薬、注射薬など)を使います。発熱を伴う場合は、結石が原因の腎盂腎炎を併発している場合があり、生命に関わることもあるので、速やかな外科的処置が必要になることもあります。
尿に血液が混ざる
- 血尿の種類には、顕微鏡検査で指摘される顕微鏡的血尿と見た目で分かる肉眼的血尿があります。なかでも肉眼的血尿は注意が必要です。悪性腫瘍(がん)、尿路結石、膀胱炎などの感染症、腎炎などの腎臓の病気など原因は様々です。なかでも高齢者では悪性腫瘍の存在に注意しなければ成りません。悪性腫瘍としては膀胱癌、腎盂尿管癌、腎癌、前立腺癌などの可能性が考えられます。
PSAが高いと言われた





