日本文化研究室 
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Last Up Date 2003/1/20
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「ウサギ」
 古代日本では、ウサギを「う」と称してきました。『日本書紀』の斉明天皇の御代には「問菟、これをば塗庇(とひう)といふ。菟穂名、これをば宇保那(うほな)といふ。」とあります。このように古くから日本の文化に登場してウサギですが、この壁紙の模様のウサギは「兎紋」で「真向き兎」といわれます。これは清和源氏の支流藤原氏系統は三橋家の家紋とされてきたといいます。仏教説話や昔話、あるいは「卯」として時の名称にもなり、日本人にはなじみ深い動物といえましょう。ちなみに「二兎追う者は一兎をも得ず」とはラテン語起源の諺が日本に伝えられたもので、英語では「If you run after two hares, you will catch neither.」となります。この教訓を意味する諺のように、確実に出来ることから始めたいものです。