観光リンケージから見た道の駅おおぎみ
やんばるの森ビジターセンターの施設
構造物のリンケージ
🦋施設全体
冒頭でも紹介したように、道の駅おおぎみ・やんばるの森ビジターセンターの施設は大宜味村の村の蝶である「コノハチョウ」が羽を広げた形がコンセプトになっています。
コノハチョウは、沖縄指定の天然記念物(1969年)にも指定されており、絶滅危惧種(環境省レッドリスト)でもあることから、保全の必要性があり、自然環境保全の観点から選定するに値するものであるそうです。
このデザインは、建物そのものを活用し村のシンボルを示すという構造物のリンケージの役割を果たしています。
ちなみにコノハチョウの他にツマベニチョウも村のチョウとされており、シークァーサーが村の木と花にそして、メジロが村の鳥に制定されています。
交通のリンケージ
🦋大きな駐車場とぶながやのオブジェ
道の駅の入口にはとても大きなオブジェがあり、初めて訪れる人でも入口がどこか分かりやすくなっています。立ち寄る目的が無かった人でもこの大きなオブジェを見て行ってみようと思う人も多そうですね。
多くの観光客が立ち寄りやすいよう、普通車108台・大型車9台が収容可能なとても大きな駐車場が完備されています。
また、清潔なトイレやコインシャワーも利用でき、観光地から次の目的地までの中継地点としての役割をはたしています。
視覚のリンケージ
🦋地面に埋め込まれた絵
道の駅入り口あたりの地面にこのような絵が地面に埋め込まれています。
このように「ぶながや」と「やんばるの生き物たち(特にコノハチョウ)」をデザインのテーマとして統一し強調することによりこの地域にとって、やんばるの森の存在が非常に大きなものであることが伝わってきます。
情報のリンケージ
🦋案内板
道の駅入り口すぐ横にこのような施設の案内板があります。この道の駅は、特産品販売所やレストランを設けたA棟、ドームシアターやVRが体験できる映像ホールのB棟、
貸し会議室、マウンテンバイクや電動自転車を貸し出しているC棟、パーラーくがにやその他の施設を構えるD棟の4つの棟に分かれていて、この案内板によりどこに何があるのかが一目でわかるようになっています。
また、やんばるの森ビジターセンターの簡単な解説が記載されており、デザインの特徴や込められたメッセージを知ることができます。
🦋やんばる観光案内マップ
これは情報発信施設であるB棟にあったやんばる観光案内マップです。B棟には大宜味村観光協会の事務所があります。
周辺の滝やビーチ、展望台など様々な観光スポットが紹介されており、ここやんばるの森ビジターセンターを起点に三村(大宜味村、国頭村、東村)を周遊を促すような地図になっています。
沖縄(やんばる)が世界自然遺産への登録が正式に認められ、今年7月には登録されるということで、スタッフによる新聞の切り抜きから最新の情報を得ることができ、
訪れた人々に対し情報の着地点の役割を果たしています。
🦋電子案内板
目的に合わせた観光地の検索が可能です。日本語の他に、英語、中国語、韓国語に対応しています。
この電子掲示板はちょうど外国人観光客の日本への入国が規制され始めたころに設置したため、まだ外国人観光客の方には使ってもらっていないので早く様々な国の訪問者がこれを使用する日が来て欲しいと事務所スタッフの方が仰っていました。
インタープリテーションのリンケージ(+情報のリンケージ)
🦋ドームシアター
これは私が実際訪れてみて一番驚いた施設です。このドームシアターはB棟にありドーム型のスクリーンで、やんばるの森の歩き方や、やんばるの自然が貴重な理由を村のシンボルである「ぶながや」の案内で学ぶことができます。
寝ころびながらリラックスしてやんばるの森を楽しむことができます。私も実際に体験してみました。360°のスクリーンなのでまるで本当にやんばるの森を探索しているかのような感覚を体験できました。
寝転がりながら、まちの伝説でありシンボルである「ぶながや」を語り手とした解説を聞き、地域について学ぶという形は新しいインタープリテーションのリンケージの形であると感じました。また、解説が子供でも理解しやすいように優しい言い回しになっていることも特徴的でした。
事務所のスタッフの方のお話でも地域の幼稚園や小学校の子供たちも以前体験にきていて、とても好評だったそうなので子供連れの方でも一緒に楽しめます。
今は一公演、一組限定となっています。枕にはヘッドシートが付けられており、ドームシアター利用者は住所と名前、連絡先を記入が必須となっており、コロナ感染対策がしっかりとされていました。
🦋VR体験
VRを使ってやんばるの森散策を疑似体験することができます。まだ幼い子供や体が不自由な方でもこのVRを使うことで森の散策を体験することができます。
このVR体験には解説はありませんが、自分の進む方向に進むことができとてもリアルなやんばるの森散策疑似体験が可能です。
経済・マーケティングのリンケージ
🦋やんばるの森ツアー
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ター滝ツアー |
磯の生き物観察会 |
やんばるの森ハイキングツアー |
売店の入口には、このように様々なツアーのチラシが置かれています。私が訪問した時には「世界自然遺産登録前祝い・やんばるを1日アクティブに楽しむエコツアー」や
タ―滝ツアー、やんばるで磯の生き物観察会in大宜味村、やんばるの森2時間ハイキングツアーin大宜味村などのチラシが紹介されていました。
これらツアーでは県民割で最大45%OFFのキャンペーンが行われていて、通常料金(大人)3,200円が1,800円とお得にツアーに参加できます。
このように道の駅で様々なツアーの紹介をすることで、他の観光地へと導く効果があります。
🦋地域密着型の売店「がじゅまる館」
がじゅまる館では直売野菜やお土産の他にパンんや手作りスイーツ生活用品なども販売されています。最近3村の小さな商店の閉店が多いため、この売店は観光客だけでなく地域の人々からも多く利用される存在となっています。
また、新しくJAFの優待施設になった為、会員であれば会計時にカード提示で5%の割引が適用されるので加入している方は忘れず利用してください!
ここで私が実際購入してよかったと思ったオススメするお土産を紹介したいと思います❕
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第1位.伊江島小麦チップス |
第2位.シークァーサー絞り100% |
第3位.紅イモプリン |
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