2012年度 放射化学試験結果    


このページは放射化学の成績上位の学生名の公表を学生の了解を経て行っています。

[中間試験]

実施日:2012年6月4日
受講者:41名/44名中

順位  氏    名  得点  評価  
1 島袋 92  Good !
2 立花 91 Good !
2 佐伯 91 Good !
4 與那嶺 89 Ok !
5 儀間 89 Ok !
5 近藤 89 OK !
  平均 76.8  Good !


※総評
平均点はこの五年間で昨年をのぞくと,ほぼ例年と同じであった。90点(A)以上は3名でこの5年間では最も少ない。拍手を送りたい。
問1は,壊変の基本であるが,7と8の正解率が悪かった(主任者試験)。
 なお,6は一見β壊変であるが,22Naはβ+,EC壊変であり問題ミスなので,全員正解とした。
問2,3は,計算の基本で難しい式を立てなくても正解できる。
問4は,放射線の透過力の強さを問う問題で,中性子に関しては正解率が低かった。
問5は,同位体用語の理解度を問う問題で,ほとんどが高得点であった。
問6は,用語説明の定番であり,ぜひ理解してもらいたい用語である。
問7は,放射平衡の理解度を問う問題で,放射化学を理解する上で重要な壊変である。

期末試験も同様な傾向で出題されるので,今回思うようにできなかった学生(59点以下)は,努力してもらいたい。


[期末試験]

実施日:2012年8月6日
受講者:40名/44名中

順位  氏    名  得点  評価  
1 大岡 94  Good!
2 儀間 91  Good!
3 佐伯 90  Good!
4 與那嶺 88  OK!
5 三嶋 87  OK!
  平均 66.8  やや下位


※総評 
平均点は66.8点で例年と比較するとやや下位である。例年,期末試験は点数が低くなる傾向があるが,中間試験(76.9)と比べて10ポイントも下がった。
問1は,同位体や天然放射性核種の問題である。80%て程度の正解率であった。
問2は,計算の基本で90%程度が正解した。
問3は,授業でも予告した問題である。
問4は,α線,β線で核種がどのように変化するかを計算する問題である。90%の正解率。
問5は,測定機器は定番であり,ぜひ理解してもらいたい。
問6は,国家試験でも出題されることがある,GM計数管の定番である。
問7は,用語は正しく理解しておく必要がある。
問8は,福島における現状を知る上では重要な用語であり違いを正しく理解してもらいたい。
問9は,政府における原発のシナリオに対する意見である。@0%:10名 A15%:21名 B20-25%:8名 その他:1名であった。
 授業初めのレポートでは,「直ぐに廃炉:3名」,「教訓にしより安全な原子炉を〜:10名」,「最低限を残し〜:23名」であった。この授業を通して「廃炉」を望む意見が増えたのは興味深い。  
 このシナリオについては政府から本年度中にも結論が出る可能性があるので,注目してもらいたい。
今年度は A:6 B:9 C:14 D:10 名であった。 カリキュラムのページ