放射化学実験

科目番号 科  目 選/必 単 位 履修年次 前/後 担当教官 研究室
海化342 放射化学実験 1 3 棚原朗 理133
このカリキュラムの特徴は,実験最後のフィールドワークです。
基礎的な実験後,環境中の放射性核種についての実験を1ヶ月に渡って行い,結果を発表します。

  • 海化331を履修していること。
  • 授業内容
    放射能測定に関する基礎的実験で,放射性同位元素(RI:ラジオアイソトープ)を実際に取り扱いその性質,測定法および応用方等を学習する。
    実験開始前に法定の教育訓練と健康診断(血液検査)を受ける必要がある。
    実験書の半分は英語で書かれているので,予習を行うこと。
    (1) GM計数装置の特性
    (2) Sample Preparation(137Cs線源の作成)
    (3) Back-Scattering(後方散乱)
    (4) Absorption of Beta Particles(β線源のエネルギー測定)
    (5) 大気エアロゾル中の214Pb,214Bi(Ge検出器によるγ線スペクトロメトリー)
    (6) 90Srからの90Yの分離
    (7) 環境放射能の測定実習(フィールドワーク)

  • 教科書・・・実験書を配布する。
     参考書として;
     (1)放射線・アイソトープ--講義と実習--,丸善
     (2)実験化学講座14 核・放射線,丸善
     (3)アイソトープ便覧,丸善
  • 評 価・・・授業態度およびレポートによる
  • その他・・・受講人数は12名,実験は「RI施設(放射性同位元素取扱施設)」で行う。

  • 【授業風景】

    実際にRIを操作する人と,記録をする人に別れます。
    周りを汚染しないように,慎重に・・

    Sr-90からY-90を分離する実験です。

    今年度は10名の受講者がありました。