読書と日々の記録

[←1年前]  [←まえ]  [つぎ→] /  [目次] [索引] [選書] // [ホーム] []
このページについて
■読書記録: 12日『「分かりやすい話し方」の技術』 6日『3分でわかるクリティカル・シンキングの基本』
■日々記録: 12日パソコンのフリーズ 6日電動アシスト自転車

■『「分かりやすい話し方」の技術─言いたいことを相手に確実に伝える15の方法』(吉田たかよし 2005 講談社ブルーバックス ISBN: 9784062574785 \800)

2009/11/12(木)

 元NHKアナウンサーにして医者、政治家の秘書も勤めたことのある筆者による、話し方の本。筆者が考案した「矢印メモ」を使い、わかりにくい話を分析し、わかりやすい話を作るための方法が書かれている。豊富な経験と筋道だった語り口で、非常にわかりやすい本だった(わかりにくい「話し方の本」はあってはならないし、そういう本はまったく信用するに値しないわけで、話し方の本がわかりやすいのは当然あるべき姿ではあるのだが)。

 矢印メモといっても、主語⇒述語、修飾語⇒被修飾語、原因→結果、概念⇔相反概念、といった表し方をするだけなのだが。しかしこうすることで、複雑すぎる構文、漢字ばかりの文章、一貫性のない文章、などが見つけやすくなるのである。

 印象的だった話は、提案会議で企画が通りやすい提案はメモをみただけで納得できるのに対して、ボツになる提案は、無理があると感じさせる箇所が矢印メモのどこかに見つかる、という話。また、話の骨組みを矢印メモで作るということに加えて、トークを「映像化」することによって話を肉付けする、という考えも紹介されており、非常に役立ちそうである。

 プレゼンに慣れていない大学生にも、慣れてはいるけれども独善的に語りやすい大人(特に教師)まで、自分の語りを考える第一歩として役立ちそうな本であった。

パソコンのフリーズ

2009/11/12(木)

 今朝、久々にパソコンがフリーズした。Windowsの自動更新をして再起動したとたん、フリーズするのである。3月ごろから新しいパソコンを使い始めてまだ半年ちょっとなので、ちょっとショックである。と同時に、ウィルスかも、とちょっとドキドキした。

 とりあえずセーフモードでパソコンを立ち上げてみるか、と思ったものの、セーフモードで立ち上げるやり方がわからない(起動画面のどこにも表示がない)。ほかの部屋に行ってネットで検索して、ようやくF8でセーフモードにできることがわかった。しかし今朝は2限に授業があったので、試すまではいかなかった。

 昼に戻ってきて試したところ、起動はできたものの、また勝手に自動更新し、再起動してフリーズする。これじゃあ無限ループだ、と思ったが、大学にパソコン対応室があることを教えてもらったので、とりあえず電話した。

 といっても、午後も3時前から授業なので、4時過ぎにきてもらってみてもらった。結局明快な原因はわからなかったものの、ある程度の推測はできたし、それほどひどい状況ではなさそうなこともわかった。

 こういうときって、いつもだと一人で悶々として、しかも何度もうまくいかなくて時間だけとられる。でも今日は、ある程度知識のありそうな相談員(学生バイト)さんに見てもらったので、いつもほどは疲れなかった。といっても、こういうトラブルって結局気づかれするんだけどね。

■『3分でわかるクリティカル・シンキングの基本』(小川進・平井孝志 2009 日本実業出版社 ISBN: 9784534045621 \1,400)

2009/11/06(金)

 決して3分で読める内容ではないが、ありきたりな類書とはちょっと違う感じの内容で、ワタシ的には悪くなかった。

 ありきたりな類書とは、ビジネス系ロジカルシンキングとほとんど変わらないクリシン本である。その何が問題なのか、どうすればいいのかについて正解はないと思うが、本書の筆者たちが出した回答は、クリティカル・シンキングの本質を「正しく疑うこと」と定義し、ロジカル・シンキング、ラテラル・シンキング、クリティカル・シンキングの3つが三位一体だと位置づけるというものである。正しく疑うとは、前提を疑うことである。それは要するに、世の中に存在するロジックは多様、という認識が前提としてあるようである。正しく疑うための方法として、幽体離脱法、ロールモデル法、憑依法、なんてのが紹介されている。

 このように考える裏には、筆者たちが出会ってきたビジネス・パーソンが、ロジック・ツリーやMECEを使いこなせずに悶々としている、という姿を見てきたところにあるようだ。

 本書の考え方は、筆者らの経験に裏打ちされている部分が大きいようだが、一部、Paulの批判的思考の考え方が引用されている。これはビジネス系クリシン本としてはやや珍しいかもしれない。そういう部分も含めて、類書と異なるという意味では、もっていても損はない一冊かもしれない。

電動アシスト自転車

2009/11/06(金)

 今日、同僚が乗っている電動アシスト自転車にちょっとだけ乗せてもらった。初体験である。

 上り坂になると勝手にアシストしてくれるようで、坂なのに平地をこいでいるような感覚だった。ものすごく不思議な感覚だ。

 我が家の周りは坂だらけで、以前買った自転車も最近はほとんど乗っていない。でもこれなら行動範囲が広がりそうで、ちょっと物欲が刺激されてしまった。買うかどうかはわからないけど(また宝の持ち腐れになりそうで...)。


[←1年前]  [←まえ]  [つぎ→] /  [目次] [索引] [選書] // [ホーム] []