学生主体のインスタグラムで日々の活動を発信しています:https://www.instagram.com/tominaga_lab_ryukyus/
琉球大学 教育学部 理科教育専修・琉球大学大学院 理工学研究科 富永研究室 公式アカウント(学生運営)
お知らせ・活動報告
卒業式
今日は、学部と大学院の卒業式でした。研究室からは2名の学生(修士1名、学部1名)が卒業しました。おめでとうございます。
アカハライモリの遺伝集団の生息適地解析の論文
京都大学の共同研究者と共に実施したアカハライモリの遺伝集団ごとの生息適地解析の論文が出版されました。過去の分布の変遷や系統間の生息適地の違いや重なりを調べ、実際の分布、交雑帯の場所と生息適地がよく一致している結果です。現在の本種の集団遺伝構造の形成過程を考えるうえで重要な知見だと思います。
Dung Van Tran, Atsushi Tominaga, Lam Thi Pham, Kanto Nishikawa. 2024.Ecological niche modeling shed light on new insights of the speciation processes and historical distribution of Japanese fire-bellied newt Cynops pyrrhogaster (Amphibia: Urodela). Ecological Informatics, 79, 102443 https://doi.org/10.1016/j.ecoinf.2023.102443.
卒業アルバムのための研究室の集合写真撮影
卒業アルバムのために研究室のメンバーの多くで集合写真を撮影しました。
台湾での野外調査
台湾のWu先生と、台湾での野外調査を実施しました。
戸田研、小林研、富永研でヤールーシーサー杯と題したスポーツ大会を行いました。
戸田研、富永研、小林研でヤールーシーサー杯と題したスポーツ大会(ドッチビーとバトミントン)を行いました。スポーツ大会後には3研究室のメンバーでの懇親会が開催されました。
長寿命のイモリとその繁殖に関する記録の論文
北海道在住の方が30年以上飼育されているアカハライモリとオキナワシリケンイモリの長寿記録と、高齢オキナワシリケンイモリ雄の繁殖記録を短報として報告しました。大学院生が実験と主な執筆を担当しました。オープンアクセスにしていただいているので、どなたでも以下のリンクから論文が入手できます。
Shiroma, H., Tokuda, T., Tokuda, A., Kamimura, R., Takenaka, S., Tominaga,
A. 2023. Long-term rearing of two Cynops species and fertility of old Cynops
ensicauda popei(Amphibia: Urodela). Current Herpetology ( Herpetological
Society of Japan ) 42 (2) 210-218. https://doi.org/10.5358/hsj.42.210
研究室でのBBQ
研究室メンバーとビーチでのBBQを開催しました。
3年生2名の研究室仮配属
研究室に教育学部理科教育専修の3年生2名が仮配属されました。
研究室メンバー更新
研究室のメンバーを更新しました。3月に4年生2名と琉大カガク院の高校生2名が卒業(修了)し、4月から研究生としてRicardo Veraさんが加わりました。博士前期課程を修了した2人は、博士後期課程に進学しました。
東日本のアカハライモリのSNP解析の論文が出版されました
アカハライモリの北日本系統(東北種族と関東種族)のSNP解析の結果の論文が公開されました。過去の交雑で、核ゲノムとミトコンドリアDNA間の分化パターンに不一致が生じたこと、北関東の集団は東北と南関東の交雑由来の集団ですが、現在はそのどちらともある程度違いが見られるというような研究です。多くの方にお世話になりました。
Tominaga, A., Yoshikawa, N., Matsui, M, Nagata, N., Sato, Y. 2022. The emergence of a cryptic lineage and cytonuclear discordance through past hybridization in the Japanese fire-bellied newt, Cynops pyrrhogaster (Amphibia: Urodela). Biological Journal of the Linnean Society. 137 (4), 651-666. https://doi.org/10.1093/biolinnean/blac120
Dr. Lastra Gonzalez が研究室のメンバーに加わりました。
Dr. Lastra Gonzalezが日本学術振興会外国人特別研究員として来日しました。2年間在籍し、日本国内の有尾類のイモリツボカビの感染状況を調査を実施されます。
日本爬虫両棲類学会第61回沖縄大会
11月5-6日に琉球大学で日本爬虫両棲類学会第61回大会が開催予定です。発表の申し込みは終了しましたが、参加申込みは大会当日まで可能です。研究室メンバーも大会実行委員として準備に協力しています。
大会WEBサイトはこちら→https://sites.google.com/view/hsj61okinawa
高校生や大学生の進路選択に役立ちそうな本の紹介
最近、高校生や大学生(あるいは大学院生)が、進路選択や将来の方向性を考えるときに役立ちそうな本に出会いました。
喜多川 泰 (著) スタートライン ISBN 4799311786
その他の喜多川 泰さんの著作も、将来の生き方を考えるうえで参考になりそうです。すべて小説でその中に著者の考えが盛り込まれていて、親しみやすい本でした。
イモリの本で研究室を紹介してもらいました
林 光武 (著, 編集), 関 慎太郎 (写真) 「日本のいきものビジュアルガイド はっけん!イモリ」 緑書房 ISBN: 4895317897
イモリのビジュアルガイドで研究室の紹介のコラムを掲載してもらいました。
やんばるでの生物学実験
今年もやんばるの生き物の観察実習を行いました。
高校での講演会
母校の高校生に進路選択や大学での教育・研究活動「自身のキャリア 研究内容 琉球大学について」について講演を行いました。
高校生のミミズの同定実験のサポート
琉球大学アドバイザ―スタッフ派遣事業の一環で、沖縄県の高校生のミミズの種の同定の実験の指導をおこないました。
オオフサモの駆除による湿地の再生実験
湿地の再生を目指してオオフサモの駆除実験を2021年の11月末から開始しました。2022年3月までに3-4名*11回*4時間の駆除により、湿地を覆っていたオオフサモの大部分を駆除できました。新年度からはオオフサモの群落がどの程度再生するか、駆除前後で湿地の生物相に変化が見られるか調査していきたいと思います。
卒業式
3月18日に卒業式が行われ、研究室からは2名の学部生が卒業し、1名の研究生が修了しました。学部生2名は、引き続き大学院で研究を続けることになりました。
4年生がうない奨励賞受賞
研究室の4年生(西嶋さん)が令和3年度琉球大学女子学生学術研究等活動うない奨励賞(最優秀賞)を受賞しました。おめでとうございます。
関連する大学のサイト:https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/32265/
ウシガエルによるクロイワトカゲモドキ、アマミタカチホ捕食に関する論文が出版されました。
研究室メンバーの多くが参加した野外調査で、特定外来生物のウシガエルが県指定天然記念物で国内希少野生動植物にも指定されているクロイワトカゲモドキと、沖縄県のRDBにも掲載されているアマミタカチホヘビを捕食していたことを発見し、学生が中心となってまとめた論文が、Herpetology Notesに掲載されました。初めての論文執筆で苦労も多かったようですが、成果が出版されてとてもよかったです。本雑誌はオープンアクサスなので、以下のサイトからどなたでも見ることができます。
https://www.biotaxa.org/hn/article/view/70259
Nishijima, S., Shiroma, H., Kamimura, R., Hentona, A., Nakamura, H., Uchiwa, K., Nakamura, Y., Tominaga, A. 2022. Predation by Lithobates catesbeianus on Goniurosaurus kuroiwae and Achalinus werneri on Okinawajima Island, Ryukyu Archipelago, Japan. Herpetology Notes 15, 139-142.
卒論提出
1年半にわたり取り組んできた卒業研究の最終発表と論文提出が無事終わりました。二つの卒業研究も研究生の論文も興味深い知見が得られました。
九州両生爬虫類研究会 第12回大会(オンライン)大会
2022年2月19日に九州両生爬虫類研究会 第12回大会(オンライン)大会が開催されました。研究室からは2名が発表をしました。
沖縄生物教育研究と琉球大学共催企画の教員研修
沖縄生物教育研究会、琉球大学「美ら夢サイエンスプロジェクト for 琉球リケジョ」(国立研究開発法人 科学技術振興機構「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」)の共催企画の教員研修の講師を担当しました。大学院生にも助っ人として講習を手伝ってもらいました。卒業生も何名か参加してくれていて楽しく実施できました。が、少し手順が難しかったかもしれません。(内容:教材化のためのDNAの抽出、PCR、電気泳動の実践)2021年11月23日実施 球陽高校
日本爬虫両棲類学会 第60回大会 での研究発表
2021年9月18-19日に日本爬虫両棲類学会第60回大会がオンラインで開催され、研究室から6名が発表しました。初めての学会発表の人も多かったのですが、他の研究機関の方の意見も聞くことができ、それぞれ良い機会になったと思います。
新日本両生爬虫類図鑑が出版されました
日本爬虫両棲類学会から、新しい図鑑(新日本両生爬虫類図鑑)が出版されました。富永も数種の執筆を担当しました。
リュウキュウカジカガエルの発生段階図表
卒業生と執筆したリュウキュウカジカガエルの発生段階に関する論文がCurrent Herpetologyに掲載されました。Open accessにしていただいたので、以下のサイトから誰でも閲覧できます。
Kuroshima, S., Tominaga, A. 2021. Normal development of an aquatic spawning
tree frog, Buergeria japonica (Amphibia: Rhacophoridae). Current Herpetology,
40(2),169-181.https://doi.org/10.5358/hsj.40.169
外来両生類の水生昆虫への影響の報告
昆虫と自然の特集に「奄美・琉球の水生昆虫に対する外来両生類の影響と対策」という報文を寄稿しました。昆虫と自然 2021年9月号 特集 奄美・琉球の里地棲希少水生昆虫類の保全
2021年度開始
2021年度がはじまり、研究室にも新メンバー4名が加わりました。
長野のイモリの交雑帯の論文が公開されました
アカハライモリの長野での北日本系統と中部日本系統の交雑帯の論文が、受理されました。
Tominaga, A., Matsui, M., Matsui, M. 2021. Structure and movement of the
hybrid zone between two divergent lineages of the Japanese newt Cynops
pyrrhogaster (Amphibia: Urodela) in Central Japan. Journal of Zoological
Systematics and Evolutionary Research, in press. (2021年1月31日受理).
20210330 Early view で公開されました。https://doi.org/10.1111/jzs.12467
卒業式
3月23日に卒業式が無事行われました。研究室からは、3名の卒論生が卒業いたしました。
ウシガエル食性解析の論文が出版されました
ポスドクの中村泰之さんと取り組んできた推進費での研究活動の取り組みの一つである沖縄のウシガエルの食性調査の論文が受理されました。Nakamura, Y.,Tominaga, A. 2021. Diet of the American bullfrog Lithobates catesbeianus naturalized on Okinawajima, Ryukyu Archipelago, Japan. Current Herpetology, 40 (1) 40-53. https://doi.org/10.5358/hsj.40.40
高校生向けのWEBサイトでの研究室、研究内容についての紹介
「河合塾 みらいぶプラス・みらいぶっく」とういう高校生向けのサイトで研究室、研究内容、所属専修の紹介をしていただきました。
日本爬虫両棲類学会 第59回大会での発表
12月12-13日に日本爬虫両棲類学会 第59回大会がオンラインで開催され、共同研究者とともに発表しました。
球陽高校でのDNAの実験に関する実践
大学生の卒業研究を兼ねて、球陽高校のSSHの活動の一環として、「DNAの抽出、PCR、制限酵素処理による不明肉の同定」という内容の実践を行いました。
日本動物学会 第91回大会
日本動物学会 第91回大会がオンラインで開催され、「胃内容物のメタバーコーディング解析による外来種ティラピア類の食性解析」という演題で発表をしました。
八重山のカエル2種の記載
共同研究者(大学院時代の指導教員)と共に、八重山のヒメアマガエルとリュウキュウカジカガエル集団をそれぞれ Microhyla kuramotoi (ヤエヤマヒメアマガエル)、Buergeria choui(ヤエヤマカジカガエル)として新種記載しました。M. kuramotoi は八重山の固有種で、B. chouiは八重山のほか台湾北西部にも分布します。M. kuramotoiは、近縁種に比べ体が大きく、後肢がやや短く、腹面の斑点(模様)が喉から腹部まで広がるなどの特徴があります。B. chouiは、B. japonica(リュウキュウカジカガエル)に比べ頭部が相対的に小さく、前後肢が相対的に短く、下顎の縁の黒い斑点が多いなどの特徴があります。今回の記載の結果、中琉球(奄美諸島・沖縄諸島)と八重山諸島の両生類には共通種はいなくなり、これまでも指摘されてきたこの2地域の動物相の違いがより際立つ結果となりました。両論文ともオープンアクセスにされていますので、以下のリンクからどなたでもダウンロードできます。
2020.9.5.八重山毎日新聞で、成果を取り上げてもらいました。「八重山 カエル2種が新種と判明 独自の形成過程示す ヤエヤマヒメアマガエル ヤエヤマカジカガエル」
Matsui, M., Tominaga, A. 2020. A new species of Buergeria from the Southern Ryukyus and Northwestern Taiwan (Amphibia: Rhacophoridae). Current Herpetology, 39 (2): 160-172. https://doi.org/10.5358/hsj.39.160
Matsui, M., Tominaga, A. 2020. Distinct Species Status of a Microhyla from the Yaeyama Group of the Southern Ryukyus, Japan (Amphibia, Anura, Microhylidae). Current Herpetology, 39 (2): 120-136. https://doi.org/10.5358/hsj.39.120
コガタブチサンショウウオ種群の3新種の記載
共同研究者とともに、流水性サンショウウオの一つであるコガタブチサンショウウオの分類学的再検討を行い、Hynobius guttatus マホロバサンショウウオ(A)、H. tsurugiensis ツルギサンショウウオ(B)、H. kuishiensis
イヨシマサンショウウオ (C)の3新種を記載しました。DはH. stejnegeri コガタブチサンショウウオ。4種は斑紋のパターンや鋤骨歯列の形状、上顎歯、下顎歯、鋤骨歯の数、体サイズなどに違いが見られます。マホロバサンショウウオは中部・近畿地方、ツルギサンショウウオは徳島県の剣山周辺、イヨシマサンショウウオはその他の四国地方、コガタブチサンショウウオは九州地方にそれぞれ分布します。内容について、朝日新聞で紹介してもらいました。「マホロバ、ツルギ、イヨシマ 日本でサンショウウオ新種」
Tominaga, A., Matsui, M., Tanabe, S., Nishikawa, K. 2019. A revision of
Hynobius stejnegeri, a lotic breeding salamander from western Japan, with
a description of three new species (Amphibia, Caudata, Hynobiidae). Zootaxa,
4651(3), 401-431. DOI:http://dx.doi.org/10.11646/zootaxa.4651.3.1
論文の別刷またはPDFが必要な方はご連絡ください。
琉球列島のヒメアマガエルの遺存分布と多様性に関する論文の出版
琉球列島のヒメアマガエル Microhyla okinavensisの遺存分布と多様性に関する論文が出版されました。八重山のヒメアマガエルは、沖縄本島や宮古島のヒメアマガエルよりも大陸の種に近いという結果を報告しました。
Tominaga, A., Matsui, M., Shimoji, N., Khonsue, W.,Wu, CS, Toda, M., Eto,
K., Nishikawa, K., & Ota, H. 2019. Relict distribution of Microhyla
(Amphibia: Microhylidae) in the Ryukyu Archipelago: High diversity in East
Asia maintained by insularization. Zoologica Scripta, 48 (4), 440-453.
DOI:https://doi.org/10.1111/zsc.12361
論文のPDFが必要な方はご連絡ください。
向陽高校での特別授業
沖縄県立向陽高校で、1年理数科を対象に「理系研究者を目指し、沖縄の両性爬虫類を知ろう」という演題で特別授業を行いました。琉球列島の両生類、爬虫類の紹介や生物地理の話、大学での研究内容を紹介しました。向陽高校は長年、シリケンイモリの研究活動に取り組んでおり、両生類についていろいろと質問がありました。
九州両生爬虫類研究会10周年記念本の出版
富永も運営委員として関わらせていただいている九州両生爬虫類研究会が、10周年を記念して、本(九州両生爬虫類研究会編. 2019.九州・奄美・沖縄の両生爬虫類 カエルやヘビのことをもっと知ろう. 東海大学出版部,平塚市.ISBN:978-4-486-03740-8)を出版しました。会員が中心となって書いた短いコラムを集めたようなもので、気軽に読めます。これまでにはあまりない形式の面白い本だと思います。私もいくつかのコラムのようなものを書かせていただきました。
九州両生爬虫類研究会
九州両生爬虫類研究会の第10回熊本大会でお話しをさせていただきました。幼少期を過ごした熊本でしたので、大会前にうろうろしてました。写真は昔よく遊びに行っていた上江津湖。冬鳥の中でもオオバンがたくさんいるのが気になりました。昔はこんなにいただろうか。
南部のイボイモリ
沖縄南部のイボイモリの生息状況を学生とともに確認してきました。今年も一応確認できましたが、どの生息地もそんなに良い状況ではなく、存続していけるのか心配です。
卒論最終発表会
卒論の最終発表会があり、研究室からは2名が発表しました。ぎりぎりまで、大変だったと思います。あとは論文提出があります。
西日本のサンショウウオ2新種の記載
京都大学の共同研究者とともに、西日本の代表的な流水性サンショウウオの一つであるブチサンショウウオに実は3つの種が含まれていた事を明らかにし、中国地方の集団をチュウゴクブチサンショウウオHynobius
sematonotos、九州北東部の集団をチクシブチサンショウウオHynobius oyamai として新種記載しました。詳しくはここをごらんください。論文の別刷PDFが必要な方はご連絡ください。沖縄タイム誌に成果を紹介していただきました。「「ブチサンショウウオ」は3種/琉大の富永准教授ら発表/中国と九州北東部分布 新種と分類」
Tominaga, A., Matsui, M., K. Nishikawa 2019. Two new species of lotic breeding
salamanders (Amphibia, Caudata, Hynobiidae) from western Japan. Zootaxa,
4550 (4): 525–544.DOI: http://dx.doi.org/10.11646/zootaxa.4550.4.3
卒論研究開始
4月もあっという間に過ぎてしまいました。2018年度の卒論生も卒業研究を本格的に開始させています。4月はサンプルの採集の補助、実験計画の相談、DNAの実験の始動など、結構忙しく過ごしました。5月9日は学科全体の卒業研究の構想発表会です。写真はカエルの研究をする卒論生のサンプリングの写真です。本人の他にも何人かの学生が手伝ってくれました。
アカハライモリ交雑帯論文が印刷されました
アカハライモリの西日本系統と中部日本系統の中国地方にみられる交雑帯の論文が出版されました。交雑帯が少しずつ移動しながら、2系統の分布域が変わりつつあるのではないかというような内容で、個人的には面白い成果が出て、やっと出版できたという安堵感があります。別刷PDFが必要な方はご連絡ください。
謝峰博士来沖
3月14-17日にかけて、中国のイボイモリなどの保全、生態を研究されている中国科学院成都生物研究所の謝峰(XIE Feng)教授が沖縄の両生類の観察に来られました。初日はイボイモリの生息地、2日目はやんばるを案内し、沖縄の固有種を観察しました。
九州両生爬虫類研究会
3月1日の久米島での自然環境フィールドワークⅢのあと、3月2-4日には国頭村のやんばる学びの森で開催された九州両生爬虫類研究会の沖縄大会に参加し、大会の運営も担当しました。研究室からは4年生の3名が発表してくれました。参加者の方も沖縄北部の豊かな自然と研究発表を楽しんでくれたようでした。写真はエクスカーションで見かけたハナサキガエルの孵化直後の幼生です。大会の様子は研究会のHPでご覧ください。
卒論発表会
今日は、理科教育専修・自然環境科学教育コースの4年生の卒論最終発表会でした。1年間、それぞれの研究テーマに熱心に取り組んで、それぞれに面白い結果が得られたのではないかと思います。お疲れ様でした。これで一息です。1週間後の卒論仮提出、2月末の卒論最終提出、3月3日の九州両生爬虫類研究会沖縄大会での発表にむけて、ぜひ楽しみながら、最後のまとめに取り組んでもらえたらと思います。
イボイモリ標識調査
今週も、学生2名の協力のもとイボイモリの標識再捕獲調査に行きました。久しぶり(1か月ぶり)にいくらかのイボイモリを確認でき、再捕獲個体も確認できました。またいくつかの興味深い行動も観察できました。写真は、地面に向かって、なにかを見つめ続けているイボイモリの亜成体です。しばらくこの格好で静止していました。餌動物でもいたのかな。面白い調査でしたが、長時間になってしまい、結構疲れました。
新年最初のイボ調査
明けましておめでとうございます。昨夜は、新年最初のイボイモリ調査に行ってきました。結局、見つかりませんでした。調査地にはヒメアマの幼生がまだいます。変態に至るのか観察を続けたいと思います。
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これから研究室の様子や、日々の教育・研究活動について、時々報告していく予定です。